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深夜3時の考え事

しんどいときに見る絵、池田学「誕生」

2017.10.14 15:00

「池田学展 The Pen―凝縮の宇宙―」

日本橋タカシマヤへ行ってきました。


作品「誕生」は先日まで市ヶ谷のミヅマアートギャラリーで公開されていて、実は先月にも見に行ったので、お目にかかるのは二度目。


3Dか!?って間違えてしまうくらい迫力があり、ずっと眺めていたいくらい細部にまで緻密なペン使い。

しかし、あまりにも大作すぎて、また、こじんまりとしたギャラリーではじっくり見るのも憚れて、前回はおとなしく解説本を買って帰ったのでした。


ただ、その解説本がすごすぎて。

帰りの電車で読んだのだけど、もう、号泣。


「≪誕生≫が誕生するまで The Birth of Rebirth」青幻舎


画家・池田学さんの作品へ込められた想いや、仕上げまでの3年間にあった出来事など。


もともと、「誕生」制作のきっかけは3・11の東日本大震災だったらしい。

けども、荒波に飲まれそうになりながら、この絵の中心に据えられた大木の存在が力強すぎて…

何ていうのかなぁ…

陳腐な言い方しかできなくて申し訳ないのですけれど、“生命力”を感じる。



私も震災のときは東京にいて、当時の恐怖感や大変さなどは経験しましたけども、たしかに、あれは、理不尽だった。


そして今、あれほどの理不尽さではないにしても、自然のように抗えない人間社会の構造があって、私は荒波に揉まれている。

めちゃくちゃ落ち込むときもある。

だけど、なんとか一日をやり過ごして、気付くと低迷から浮上していたりして、今日も生きている。


震災の後、何度か東北へ行きましたが、まだ記憶も鮮明に残っているはずなのに、みんな当時のことを教えてくれるとき、その語り口はあっけらかんとしているんですよね。

これってちょっと、流れ着いたプラペラさえも花のようにしてこさえる、絵の中の大木っぽくないですか?


この絵を見ると、人間の生命力、打たれて凹んでも蘇生できるんだって力を、もっと信じよう!という気になる。

ので、ポストカードとポスターを買っちゃいました。

しんどいときに眺めています。


池田学さんは、この3メートル×4メートルの作品を、毎日10センチ四方ずつコツコツと描いていった。

途中、事故に見舞われながらも、毎日10センチ四方…!

よし。

私も、ひとまず目の前のことを、できることから少しずつやっていくぞ、と。

パワーを貰えます。効果覿面。


みんなにもぜひ実物を観てもらいたいのだけど、もう展覧会は終わってしまって、次に見られる機会はいつになるやら…

ポストカードでよければ、たくさん買い込んだので、送るね(´・ᵕ・`)



とおもったら!

凸版印刷から鑑賞用スマホアプリが出ているらしい!

気になる方、ぜひぜひ👏😳😳