バイクの故障率を下げる方法。
お店で独自のメンテナンスパックを運営しているのですが、なんと!!
故障率が極端に下がったということがわかりました!!
う~ん、いいのか??まぁ故障率が下がるということは、お客さんが余分なお金をかけなくてすんでいるということかな(笑)そうだ!そう思い込もう!!
簡単に言うと、故障率を下げるためには日々の点検をしっかりして、一応プロである販売店の点検整備の回数が増えれば故障率は下がります。
こんにちは。三重のカワサキ正規取扱店の代表の今西です。
毎月、数十台の点検整備をしております。週末に点検入庫で預かり、来週に返却、
そして新しい点検を預かる・・・。だんだんメンテナンスパックで毎月の整備台数が読めるほどに・・・すっごい台数整備してんだな・・・と思う瞬間。
四輪業界では当たり前になっているかも知れませんが、実は、二輪業界(バイク業界)はメンテナンスパックってあまりまだ浸透していないんですよね・・・。
理由は、いろいろありますが、一番の理由は、一つの型に当てはまらない整備体制、単位機種の構造の難しさが一律いくら?というメンテナンスパックの運用の難しさをものがたっているんでしょうね。車なら点検するのにボンネット開ければ、エンジンが見えますが、バイクは、カウル付はカウルを外し・・・タンクを外したり、こっちの部品を動かして点検したり・・・と機種ごとにかなり整備の仕方が違うですよね。
さて、今日の本題。
故障率がなぜ下がったか?
実は数字で反映されたので分かったことなんです。(ちなみにメンテナンスパックは2016年1月から開始、6ヶ月点検と12ヶ月点検又は車検整備を半年ごとに点検整備を実施しています)
例えば、バイクの故障などによる引揚げ回数。
導入前の2015年の故障による引揚げを100とするならば・・・
2015年 100
2016年 70
2017年 43 (2017年は1月から10月の統計)
明らかに故障による引揚げが少なくなったんです。
また、決算書で見れた話なんですが、部品売り上げが2016年、減少してるんですよね(笑)
売上落ちたのは、他の要因かと思ったのですが、来店数や車両販売その他の要因で落ちる原因が見つからず、最終的には部品納品伝票から部品を拾っていきながら確認したら、どうもメンテナンスパックが要因みたい。
なぜ故障率が下がり、バイクの引揚げが少なくなり、部品の売り上げが減少したか?
つまるところ、6ヶ月点検がかなり有効に働いていると思われます。
今まであまり距離を乗らなかったお客さんが、いきなり距離を乗って、1年に1回の点検だけだと、ブレーキパッドの減りに気づかず、そのままパッドが減ったまま走行していて、ブレーキディスクまで交換という事案が結構ありました。
しかし、6ヶ月点検をすることにより、パッドの減りが確認できたり、壊れる前に予防措置をすることにより、部品の損傷が少なくなったということです。
(↑整備の基本は洗車から。洗車で綺麗にすることで、キズや損傷の確認をしてます)
引上げも、6ヶ月に一回はお店にバイクで来店することによって、バッテリー上がりが防げたり、乗ることで充電されているんでしょうね・・・。
なんとなく、減ったなぁ・・・と思っていたら、気づかないのですが、統計や数字をみることで、あっ!お客さんには損はさせていない・・・というメンテナンスパック。
ただ問題・・・う~ん減少した分をさてどうしましょう(笑)
まぁ、またその浮いたお金で何かお店で買ってね(笑)
なかなか新車販売や車両販売で進められるメンテナンスパック。
たしかに購入時にお金の支払いが増えることは間違いないです。しかし、バイクを乗る未来を考えるとお客さんにとっては決して高いパック料金ではないかなと思います。
だからもし、他の販売店でメンテナンスパックをしていたら、ちょっとだけバイクの未来の投資と思って聞いてもらってもいいのかも。誰の宣伝してんだろう・・・。
まあ故障で修理するのって、販売店もやっぱりもらいにくいのね、けどそのお金が新しい用品などを買ってもらうお金になるとボクらも故障修理よりはもらいやすい気がします(笑)
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