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東洋医学における風邪

2017.10.17 22:34

風邪の季節になってきました。

そろそろインフルエンザもでてきた頃かなと思います。

風邪についての話しですが、ちょっと専門的になるので素人の方は読み飛ばしてもらっても構いません。


風邪というか寒が身体に入る様子を記した古典があります。

太陽、少陽、陽明、太陰、少陰、厥陰という段階です。

それぞれにその深さに罹患した時の症状が書かれています。

私は、六段階にわかれたということを重視します。

つまり深さとその種類ですね。


先日も肩関節腱板の断裂を左側でやってなんとか痛みは減ってきたと思ったら右に痛みがでてきた。

という方がいました。

それで診断してみると少陽の反応です。

症状から読み解くのも一つの手ですが、もっと大事なことがあります。

それは少陽に罹患している場所です。

これがわからないと話しになりません。


場所を特定することでより詳細な判定と効果が得られます。

身体に聴く必要がある訳です。

範囲はそんなに大きくなく深くまで影響していました。

主に筋肉に影響していました。

一番目立つのは三角筋です。

しかし、三角筋の前側は無関係でした。

肩関節の痛みは三角筋の前部や上腕二頭筋の腱に反応が多くあらわれます。

しかし、この方の場合、あまり反応はありません。

三角筋中部に中央あたりの一部分が問題でした。


このように筋肉が影響をうけていると判断できても、その筋肉に一部分のことがよくあります。

全部じゃありません。

ここがとても重要です。

中部三角筋の一部がやられると外転運動ができにくくなります。

症状も脇から肘を全く離せないという状況でした。

もちろん前方へも手はあがりません。


右手に外関という穴がありますが、ここを刺激すると動くようになりました。

全く離せなかった肘が若干ですが脇から離れます。


つづく