病院へ続く田舎道(夜)

みきの家を出た二人

みき『もっかい病院寄っていいかなあ？』

一葉『いいよ！新ネタ、かずまに見せたい！ってところですかね？』

みき『バレたかぁ～』

一葉『バレてるよ～！私も見せたい！！同じ事想ってた！』

みき『明日からプロか～！一葉！ずっと一緒に!!!!お願いします！！』

一葉『こちらこそ！！明日の朝、木陰いこっ！雅也PAPAも一瞬に！！』

笑いながら歩く二人!!!!

・・・・・・クラクションが鳴り響く・・・・・・

同時に車がぶつかる音

みき『事故やな！行ってみよ!!!!』

一葉『大きそうやね！』

慌てて現場へ向かう二人

大破した車に残された子供が二人

運転席と助手席の二人に声をかけ続けるみき

みき『あかん！反応ない！！！救急車や！電話してくる！！』

一葉『分かった！子供、避難させとく！』

電話をしているみき

子供の救出を始める一葉！

みき『危ない!!!!!』

叫ぶと同時に一葉に、覆いかぶさるみき

二人がいる現場に、

酒気帯びの無灯のバイクが突っ込んだ

過労時で息をするみき

抱き抱える一葉   涙が溢れる

一葉『みき！みき！なっ！明日、プロデビューや！やっと夢叶うんやで～！！』

みき『一葉・・・ごめんな・・・一葉に出逢えてほんまに幸せやった…』

一葉『すぐ救急車来るから・・・』

みき『線香はええから、赤のマルボロ、灯してくれるかなぁ～』

一葉『みきがおらな！うちの漫才をお客さんが待ってるから！』

みき『うちの漫才、あの世でも、ウケるか試したいんや～・・・・・・』

号泣する一葉を笑顔で見つめるみき

みき『一葉！今、想い残す夢が出来た！』

一葉『何？私・・・叶えれる？！』

みき『みきと一葉が出逢った日から、この瞬間までを、我らのHERO  誠 雅之に、舞台化してもらいたいなぁ～！拓磨とは、結婚したかったけど・・・』

一葉『絶対叶えよ！二人で！みきがおらんかったら私・・・この先・・・』

みき『ん？！・・・生きればいい！！』

幸せそうに満面の笑みを浮かべ、眠るように一生を終えたみき

到着した救急隊員が、みきの死亡を確認

みきを抱き締め、号泣する一葉

みきと幽霊界の支配人

前編 作品 

 僕らの一瞬～時を越えて素直に生きる～

主題歌

グッバイ   小田 和正

この曲を聞きながら読んで頂けると幸いっす！

眩しい光で、目を開けるみき

みきの前に、15cmほどの小さな老人が立っていた

ここは、幽霊職業案内所。

老人は、幽霊界の支配人!!!!

みきを見るなり、支配人が駆け寄ってきた！

ブログドラマ

みきと幽霊界の支配人

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