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kojinkai

中学部からみる小学部。

2017.10.13 15:57

中学生が小学生の授業を見る時、

いつも羨ましそうにしている。


今の小学部の生徒たちは、にこやかに

自由に発言し、時に悔しそうな表情を浮かべて

とても活発に授業を受けている。


中学生でも即答できない知識を披露し、

問いかけに対して自分の意見を発し、

間違っても意にも介さず自分のものとする。


なぜこのような小学生がいるのか?と

自分との差を確かめようとする中学生もいるが、

それはとても簡単なこと。


この小学生たちの課されている課題量を

見てみれば一目瞭然なのだ。



特に小学5年生はこんなのが毎週配布されて、

とにかく一生懸命に課題をやる他、自分で決めた

演習課題なんかも追加でこなしている。

追加で、だ。驚くべきことだ。これに加えて

日に8ページ、週に56ページをこなしている、

そういう子がいるということなのだから。


ちなみに小学6年生は、この1.5倍量をやっている。

本当に褒めたいのは小学6年生だ。

休日の時間の使い方が変わって来たようだ。


中学生は、小学部の楽しげな授業風景しか

見ていないが、それはほんの表面にすぎない。

あのレベルの授業を楽しく受けるなど、基本的には

普通の感覚では無理。

この子たちは圧倒的に練習をしているのだ。


「できる人にはいつも理由があるということを、

忘れないようにしてください。」


こんなことまで書かれる小学生の課題一覧表。

それくらい小学部は基本的に本気なのだ。

だから、木曜学習会も人が集まってきて、

自分ができないことを色々と解決しようと

一生懸命になる子だって出てきているのだ。


習い事が他にいくつあるとか、昔はそんなことも

気にして宿題を減らしたこともあったけれど、

もうそんなことはしない。

気を使ってそれなりの結果しか出ずに、

自分の思う教育ができないというのはもう

これ以降は一切0にしたいと思っている。


できる時間はどこかにあって、見直す時間も

どこかにあって、回数を重ねる機会がどこかにある。

とにかく忙しい小学生たちがそれを証明してくれている。


中学部ももっと鬼設定でやってもいいかもしれないと

最近は思い始めている。私立や一貫校の子が多いので

全体に統一して課題を課すことは難しいけれど、

課題の分別を行って、公立生にも不足のない課題を

与えることは可能だと思うようになった。

小学部くらいのペースでね。

むしろあえて公立を選んで良かったくらいの

カリキュラム提供だって可能なのではないか?とすら

考え始めているくらいだ。


辞めたければ辞めてもいい、というのはほとんど本音だ。

小学部は学校の進度と外れておらず、

むしろ学校より遅いくらいのペースで応用問題を

徹底的に磨いているだけにすぎない。

予習シリーズだって半年〜1年遅れで使用している。

どのみち、このペースでついてこられないならば

中学受験をするより公立で学んだ方がいいと思う。

バカにしているわけではなく、その子が最も

伸びる道筋を考えるならば自然なことだからだ。


とにかく、当塾の小学部のこの形は崩さない。

徹底してこれである、という形でやり抜く。


今伸びやかに楽しんでいる風景は、このカリキュラムを

生徒たちがある種楽しんでやっているというところから

成り立っているものだ。


ギリギリを攻めてみたい。


そして、中学生が見ている世界は、

思った以上に根っこがしっかりしているという

小学生の環境、世界そのものなのだ。