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Material challenger

2017.10.14 01:45

何となく、窓口で受付の人と立って話すシーンを想像し、Tシャツとジーンズで出かけたら、取締役室に通されるという、一般的なサラリーマンである私には地獄のような状況に陥った。


コースター用紙の合紙によるオフセット印刷の実現案をいただいた印刷会社さんでのことだ。

印刷した上で水に浸すという用途に使えるかを試すために、サンプルが必要だ。

だが、今回の紙は「これから作るモノ」になる。

用途をお伝えした上で、サンプルの作り方と費用をご相談する必要がある。


取締役のT氏に、こんな格好でと非礼を詫び、サンプルの相談をさせていただいた。

流れで、もう40社近くに断られている話をした。


おかしな話だが、あなたがわざわざ時間を割き、真面目に聞いてくださっているのは、実は皆が避けて通った面倒くさい話なのだとお伝えした方が良いような気になったのだ。


すると、それまで真面目に相談に乗ってくれていたT氏の目が変わった。
それはもう間違いなく変わった。


「そんなに断られたんですか?他社でできなかったんですか?それはぜひ実現したいですね!」


ああ、そうだ。

人はかくあるべきだ。


「仕事を続けるためには何か新しいことを考えていかないと」そう言っておられたが、多分、それは後付けだ。

この人は、その前に挑戦が好きなのだ。

私は一発で彼のファンになってしまった。


さすがにアイデアも裁量権も一味違う。恥ずかしながらあまり費用をかけられないという実情に合わせたアクロバティックな提案をいただき、事態は新たな局面に突入した。