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アニメ百周年で『アニメ フィルム フェスティバル東京二〇一七』を新宿で

2017.10.15 03:05

【社会報道】 平成二十九年十月十三日に東京・新宿にて、日本のアニメ百周年を記念した『アニメ フィルム フェスティバル東京二〇一七』の開会式を行った。実行委はアサツー ディ・ケイ(9747.T1)、アニプレックス(代取:岩上敦宏)、エイベックス・ピクチャーズ(寺島ヨシキ、勝股英夫)、サンライズ(宮河恭夫)、東映アニメーション(高木勝裕)、トムス・エンタテインメント(岡村秀樹、鈴木義治)、日本アニメーション(石川和子)とぴえろ(本間道幸)の計八社。


実行委の委員長を務めるトムス・エンタテインメントの鈴木代取(癸巳、写真上)は本フェスを「アニメ制作会社が連携させて頂き、今まであったアニメフェスティバルに無い、違ったカタチを提供できる。」と述べ、日本市場だけでなく海外にも発信できる様にしていく旨を伝えた。



<アニメの日と翼を持つ者>

 本フェスの核となる「アニメNEXT_100」の統括プロデューサを務めるサンライズの宮河代取(丙申、写真上)は二つの取組みを紹介した。一つは十月二十二日を「アニメの日」として、日本記念日協会(代表理事:加藤清志)に正式登録した点。この日は日本初のカラー長編アニメ「白蛇伝(一九五八)/東映」の公開日。二つはアニバーサリ ソング「翼を持つ者~Not an angel Just a dreamer~」の発売が二十五日に決定した点。同ソングはレーベル・年代を超えたアニソン・声優アーティスト二十三組が織り成す八分間の楽曲だ。PV公開は十二月を目標とする。


また当時、「白蛇伝」を上映する前で流していた、東映(9605.T1)の事実上の創業者である大川博(丙申、写真上)取締役の同作に対する意気込みの映像も披露した。映像では大川代取のプレゼンの他、東京撮影所や動画スタジオの光景を映していた。



新宿区の独自色、より鮮明に

 新宿まちフェス実行委で会長を務めるルミネの新井良亮(丙戌、写真上)取締役会長は、アニメを「日本の芸術、文化。」と表現。本フェスを「次なる百年に向けた第一歩。」と話した。同実行委は新宿(区長:吉住健一)で「芸術天国」と題し、昨年まで街を挙げて芸術イベントを開催してきた。「新宿がインバウンドを担っていく。」と、隣接区と比較して同区の独自性をより高めていく。


開会式には経産省(大臣:世耕弘成)、映像産業振興機構(理事長:松谷孝征)、日本動画協会(理事長:石川和子)、アニマックスブロードキャスト・ジャパン(代取:滝山正夫)が列席。アニバーサリ ソングから井上あずみ(乙巳)、中川翔子(乙丑)、水木一郎(戊子、写真上)、吉岡茉祐(乙亥)と作曲家・田中公平(甲午)が出席して感想等を述べた。世界でライヴを行う水木は「(現地の観客が)全て日本語で大合唱。」と、日本のアニソンの強さに感動していた。


本フェスではアニメの上映やアニソンのライヴ等を行った。来年以降も開催し日本アニメを牽引する見込み。


記事:荒田雅×撮影:金剛正臣