寝ろ。
繊維の仕事に限らんだろうけど、トラブルなどで不安な気持ちになることはみんなある。
悩んでも変わらないこと。というテーマで振り返れば過去に2回も同じブログを書いているが、こういった悩みは尽きない。
自分のちょっとしたミスで起こるトラブルもあれば、依頼先がはからずも起こしてしまうトラブルもある。その性質は色々だが、とりあえず、トラブルはトラブルだ。
小心者の僕なので、そんな色々なトラブルで寝れないことだってあった。あったし、それを経て、今のメンタルまでこれたのは間違いない。
そして、今も時々、仕事というよりは、自分の人生の先行きを案じて寝付きが悪いことだってある。そんな日は酒におぼr
会社を立ち上げたばかりの頃は、それこそ毎日のように寝れなかったし、それが辛くて二年目とかは酒に任せて気絶してた、三年目にはなんとか普通に過ごせるようになった。時間がかかるもんだ。そして慣れとはそういうことなんだろう。
いやいやそんな耐えられないよ、みんながみんなそんなメンタルが強くなるまで我慢できるわけじゃないって言われるし、そりゃそうだよね。僕だってそんなドM体質ではない(たぶん。
体と心はいつだってリンクしてる。やっぱ健康的じゃないと良い思考にもなりづらい。だから寝れないほど悩むな、寝ろ!と、言うのは簡単なんだけど、それができりゃ誰だって悩まない。
じゃ寝るためにどうしたら良いのか?
どんなに自分の手元でできる範囲の仕事が完璧な状態だとしても、自分一人で完結すること以外、人様と物事を進めていく以上、誰かの事情によって何かしらが起こる。それは良いことも悪いことも同じだ。
良いことなら、それでよし。悪いことなら、不安になる。しかしどちらも起こった事実として現実にある状態だ。
だから悪いことだって、事実は事実なんだから、起こったことで不安になっても仕方がない。できることは、起こった事実に対して解決策を実行するだけ。それしかない。
不安が強くなると、その解決策がどんなにイージーなことでも、それさえ目に入らない状況になる。
不安が勝ってしまって具体策を取れなければ、その不安がどんどん悪い事態を大きくしてしまう。だから一回落ち着いて、自分が不安なのはなぜなのか考えてみるといい。
「そりゃトラブルが起こったから不安なんでしょ!意味わからん!」って憤るかもしれないけど、そのトラブル自体は、なんか原因があるでしょう。で、起きたことは事実なんだから、トラブルの原因に対して解決する方法を探すしかないわけで、そのアイデアが思いつかなければすぐ周りに助けを求めるしかない。
具体策もわかってて、実行するだけなのに不安なのはきっと、報告したら怒られるという恐怖心とかなんだろう。でも怒られる怖さにトラブルの火種が炎になれば、それで迷惑を被るのは自分一人では済まない。だから怒られるのは割り切るしかない。僕は報告相手に怒るなよと伝えたい(僕も含めて)。
そういえば大昔、重大な納期遅れの火種をお客様に報告した時、めっちゃ怒られると思ってチビらないよう心構えてたら意外とあっけらかんと「じゃその解決策で動いて」とサラッと言われたことで拍子抜けしたことがあった。
「お、怒らないんですか?」ってアホな質問をしたくらいだ。そのアホな質問に対して「いや怒って納期が詰まるならいくらでも怒るんだけど、現実は変わらないでしょ」って言われて男前すぎて逆にチビりそうになった。
人間は弱い生き物だ。不安要素の中には自分が悪者になりたくないというしょうもない自己保身のため、トラブルの責任をなるべく逃れようといらん嘘をつくことがある。そういう嘘はほとんどうまくつけない。大体ボロが出る。そっちの方がよっぽど信用を無くすし、積もり積もってなんでもない仕事でも相手先の(あいつはうまく仕事をまとめられないからやる気にならない的な)信頼不足によってトラブルの原因になったりする。
だから、起こったことに対して事実確認と対策の用意、その報告と実行。これだけ。不安になって寝れないせいで、余計いらんこと考えてしまって動けなくなりトラブル大きくする前に、とりあえず実態把握、自分が不安なのはなぜなのかを客観視、怒られることや自己保身が不安の原因だとわかればそんなもん大した問題じゃないから即報告するという決意、そして寝ろ。
健やかに穏やかに週末をお過ごしくださいね、若き繊維戦士たち。おやすみ。