Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

Hana ノ Namae

パーフェクト シラネアオイ

2022.01.15 04:18
(2020/6/20 森吉山)

(2021/6/6 白神山地・白神岳)


白根葵(しらねあおい)

キンポウゲ科シラネアオイ属/多年草


栃木県と群馬県の県境に聳える日光白根山(標高2578m)に多く見られ、花の形がタチアオイ(立葵)のそれに似ているところから『白根葵(しらねあおい)』。一属一種の日本固有種。


実際には北海道から東北、東日本の主に日本海側の高山〜亜高山帯にかけて広く分布する。固有の場所・土地の名前を冠してはいるが分布はもっと広い、標本化され名付けられた時期が明治時代の高山植物ネーミングあるあるの一つ。

フヨウ(芙蓉)の花にも似ているところから、"ヤマフヨウ(山芙蓉)"や"ハルフヨウ(春芙蓉)"とも呼ばれているが、シンプルなこちらの呼び方が元からの名前なのかも知れない。


なお、命名地の栃木県他、各地では絶滅危惧種扱いで大切に保存されているそう。

ここら辺では近所の低山では5月頃から、亜高山〜高山帯では7月初め頃まで、雪がほぼ解け消えた辺りに綺麗な花を咲かせているのを見かける。

まるで花壇のようにモリモリっと群生して咲いているのを見かけることも多い。


薄紫色の4枚の菱形〜楕円形の開いた花弁のように見えるのは萼片で、花の真ん中の黄色くもしゃもしゃしているところが実際の花。


花言葉:優美/完全な美