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Attractive Presentation Ideas

プレゼンテーションを左右する因子

2017.10.15 12:42

プレゼンテーションは,プレゼン自体の中身(内容・構成)も重要ですが 中身以外に,

言語コミュニケーション,非言語コミュニケーション,デザイン,環境・座長によってもプレゼンテーションの出来が大きく左右されます. 


言語コミュニケーション

本番になると緊張して,ついつい早口になってしまいます.また,知識人を意識して,難しい用語や略語を使ってしまう場合もあります.しかし,実際に相手に伝わらないと意味がありません. 

ポールグライスの「会話の公理」を意識し,言語コミュニケーションによって相手に情報を伝える事が大切です. また,口癖や緊張しているが為に発してしまう口癖もあります.他人から指摘されて気付く場合や,自分の動画をみて気付く場合あります.本番で意識して,できるだけノイズとなるような口癖が少なくなるように努力が必要です.

 一つのプレゼンテーションを完結するためには,何度も練習を繰り返して,本番に望みましょう.


非言語コミュニケーション 

口癖以外に,プレゼンターの動きの癖がノイズとなる場合もあります.こちらも一度自分のプレゼン中の動画を確認します. 

アリストテレスの「説得の3要素」では,エトス(信頼性・人柄),パトス(感情),ロゴス(論理)があります.自分自身の動作の癖が信頼性を損なうような癖であったりすると大きなマイナスイメージとなります.

さらに,プレゼンテーションの殆どはポジティブな状況を求められる事が多く,感情の維持も意識してプレゼンテーションに望みましょう. 


デザイン

文字情報として伝える,グラフで傾向を示すなど,プレゼンテーションにおいてスライドは重要な役割を担っています.そのスライドが見づらかったり,グラフが適切でないと,学会発表のような短時間で伝えなければならない場面においては,マイナスとなってしまいます. 

デザインの4原則の基本はもちろん,フォントや色,強調手段,図表などの見やすさと統一感を意識したスライドの準備が必要です. 


環境・座長 

学会発表などにおいて,参加者が会場をコントロールする事は難しいですが,PCとプレゼンアプリケーション,ポインタの使い方は最低限は押さえおく必要があります. 

また,事前に座長さんと発表内容に関してディスカッションしておくと,発表後の質疑応答も効果的に行え,発表内容を参加者にも最大限に伝える事ができます.(最後のまとめで,座長さんが上手くポイントを纏めて示してくれれば) 

座長自身も自分の役目を理解し,事前の情報収集が必要であり,発表者との温度差ができるだけ少ない環境作りが大切です.