Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

みきと幽霊界の支配人

第2話生きることには、苦 がつきもの。

2017.10.16 03:54

お釈迦さまが教えを

説かれた教説は四諦, 12因縁の説


四諦(したい)とは4つの真理という意味で、苦諦、集諦、滅諦、道諦


苦諦-仏教の基本の教えは、生きることは「苦」であるという事。


その基本は4苦。


四苦とは「生、老、病、死」の4つ。



生-人間は生まれて来ること自体が苦。


老-私たちは生きている以上1日1日老いていく。老いが進むと体が弱くなる。

それは苦。

 

病-生きているとどうしても病気にかかりる。

病気はいやなもので苦しみを伴う 病苦。 


死-生まれてきた以上、いずれ死をむかえる。死と言うことは苦しにを伴うたれ、死ぬために生まれてきたといえる。




もう4つの苦。


これは人間の心が受ける苦。


愛別離苦(あいべつりく)-

愛する者と別かれる苦。

生き別れも死別も有り。 


怨憎会苦(おんぞうえく)-

嫌な人、憎たらしい人と否応なしに会わなければならない苦。


求不得苦(ぐふとつく)-ほしいものが手に入らない苦。


五蘊盛苦(ごうんせいく)-我々の肉体感情があるばかりに、あらゆる感情に悩まされる。


肉体のかもしだすものを五蘊、五陰(ごおん)という。


先の4苦とこの4つを加え「四苦八苦」


我々の持ってる悩み苦しみは、すべてこの世に生まれてきた我々の四苦八苦から生まれてきます。


集諦-苦しみの原因は欲望。


集とは原因という意味。


欲望には欲愛、有愛、無有愛の3つ。


欲愛とは人間の心の中に燃える激しい欲望。


有愛とは我々が燃える愛欲や権力欲を持たずとも、死は苦しみです。死を苦しみとさせるような存在したいという思う欲望、存在に執着する欲望。


無有愛とは存在したくない欲望、

非存在に執着する欲望。



滅諦-苦悩の原因が欲望に有るとすれば、それを滅ぼさなくてはならない。これが滅諦です。

 つまり苦諦、集諦は病気の診断ですが滅諦、道諦は病気の治療。





壁に書かれた文を読むみき。


支配人『おぉー~優等生!それにくいつくとは、さすが!目の付け所が、眉毛の下じゃ!ハッハッ~』


みき『おもしろくないし!意味わからんし!・・・とりあえず、説明してもらえます?!』


支配人『えぇー、トミーズの健ちゃんが、時々ゆってるのに・・・わしゃ、好きなんじゃが・・・』


みき『好きと嫌いとか、どっちでもいいんで・・・』


思い返すみき


みき『確か・・・一葉と人命救助してて・・・はっ!えっ!もしかして、あたし・・・死んだ?!!』


支配人『・・・ん?!・・・ようやく、分かったようじゃなあ?!!


そーじゃ!

おまえさんは、酒気帯びの無灯火のバイクに、跳ねられそうな一葉をかばって、下界から、幽霊界に来たんじゃ~・・・苦しかったじゃろぉ~』


じっと1人考え込むみき