ダンサブルでサスティナブルな方へ_その2
二代目管理人の梅四郎です。
引き続き、
小川町さんに和紙のフィールドワークへ出かけて来ました。
本日は、
楮かしきと楮むきのお手伝いへ。
前回は、
紙漉きをレポートさせて頂きました。
今回は、楮を蒸し、皮むき作業をお手伝いしました。
まずは、
サウンド/ボディインスタレーション制作へ取り掛かる以前に、
細川紙がそもそも自然と人の営みの間でどの様な関係性をもっているのか、
年間を通して、
身体的に体感することにしました。
現場は、
音や光、
目を見張る人の美しい動きや姿勢にあ溢れていて、ここは、正に空間藝術そのもので、
とてつもなくダンサブル‼️
今にも踊りだしたくなるはやる気持ちを抑えつつ、作業をします。
と、言っても
録音、撮影は、随時させて頂いており
曲づくりの素材集めにも余念がありません😁
さて、
前置きが長くなりましたが、
早速、
楮が蒸し上がると
手早く運び出し、
皮むきへと移ります。
手早くするには、理由があって
冷めてしまうと剥きづらくなるのと、
皮に付いている黒い不純物をとり去り辛くなるから…
会話は、あるものの…
手早く、集中して行われます。
これは、皮を剥き終わったあとの枝。
とても綺麗ですが、
使い道は、余りなく…
薪としても燃えが良すぎて、着火剤がわりにはなるものの?と言った代物だそう。
何かアイデアがある方は、ぜひ。
舞台藝術ならば、
並べて舞台に出来るかなぁ、とか
舞踊や音頭をとる棒として、
太鼓を叩くバチになるかなぁ、
楽器には、不向きだろうか?
茶会のクロモジがわりに、
箸には?など妄想が膨らみます。
が、
水を沢山含んでいる為、
カビやすい、のも難点だそうです😅
引き続き、思考を巡らそう!
皮を剥くだけでなく、
皮の表面にある黒い薄皮も手で揉みながら、削ぎ落としておきます。
そうする事で、
皮がツルッと綺麗に仕上がります。
細川紙に仕上げるには、
最低限、この薄皮も剥いだ材料を使用する必要なあるそう。
手早く運び、干す。
慣れた方々の皮の美しいこと。
思わずうっとり。
この時期に多いときで、
年間使う分をプルするべく、
合計360kgをストックされるそうで…
これは、
人手も根気もいる作業ですね。
帰り道に目が合ったお地蔵様にご挨拶
どうか、
カビずに無事に佳き紙漉きの材料になります様に…
次は、
楮畑に出掛け、剪定作業をお手伝いして行きたいと考えています。
夏の楮は、育ちがよく、
脇枝が沢山でるそうですが、
そうすると、太い枝が育ち辛く、
勢いよく成長する楮と根比べなのだとか😁
引き続き、
レポートして行きますので
お楽しみに。
文責:
二代目管理人 梅四郎