しゃべるクロネコのクロ1022
2017.10.21 21:00
ボクは、クロネコのクロの体を、撫で続けた。クロネコのクロは四回ほど、しっぽをパタパタ、パタパタと動かす。
上達したボクの、ネコ語に驚きながら、ボクにマグロの缶詰を、催促してくるに違いない。ただでは教えるわけにはいかん、とか言いながらきっと。
クロネコのクロは細く開いた目を、さらに開くと、もう一度クルッと寝返りを打った。体の向きが最初の状態に戻ると、ボクの方を見ながら、そのまま目を開いく。そして開いた目がキランと輝いた。
クロネコのクロは、ついに言った。
「お月さんは何色?」