美容師って練習が大変そう。僕が練習嫌いを克服したシンプルな答え
2017.10.19 11:40
突然ですが
・美容師になったら練習が大変そうだな〜
・早く帰って遊びに行きたいなー
・そもそも 練習ってつまらないから嫌い
そう思っていませんか?
何を隠そう 僕も練習は
大嫌いです(笑)
うーん、、、でした。かな
今日は珍しくそんな話しをしてみたいと思います。
みなさんこんばんは
東京下町 江東区
テレビでおなじみ砂町銀座商店街の入り口にあります、
ヘアーシップREBORN美容室
キャリア24年目の相澤と申します。
24年もやっていると
学生だったお客様がママになって
そのお子様を担当する
そんな 大河ドラマのようなことも増えて来ます。
今回登場するYUKIちゃんも
そんな 2世お客様の一人
YUKIちゃんが3歳になり
七五三のヘアーセットをお願いされました
↑YUKIちゃん 3歳です。
可愛いですね❤️
この時にお母さまに言われたのです。
7歳になったら、やっぱり<新日本髪>にしたいよね〜
猶予は4年間ありました。
しかし 僕は一向に練習をはじめません。
だって、うちはオーナーが新日本髪できるしね〜。オーナーにやってもらえばいいんじゃない?
どうせ 覚えたって、七五三なんてそんなにお客さん来ないでしょ。
そもそもアップが苦手だから ダメだ。
上手に出来ないから恥ずかしい。
練習がキライで、自分に言い訳をして
逃げ続けていたのです。
結局やらずに3年が経ちました。
そして 突然その時は来ました。
病が僕を襲ったのです
↑病名は<中咽頭がん>でした。
ずっと先のことだと思っていた
死とゆうゴールが
急に目の前に現れた感覚
もう美容師も辞めてやりたいことを
やりたいままに過ごそうか
自暴自棄になっていました
そんな時、YUKIちゃんにこんな手紙をもらいました。
僕の中で、何かが弾けた感じがしました。
「こんな所で俺は終わっちゃいられない。僕の技術を待っててくれる人がいる!」
僕には、まだまだやることがある
そして手術は無事成功
主治医からも 「非常にレアなケースで
(奇跡的に)綺麗に切り取れました」
とのお言葉をいただきました。
術後の後遺症も半年ほどで
ほぼ気にならなくなり
↑猛特訓を開始いたしました
苦手なアップスタイルを克服するのは大変でしたが
今までの何となくの練習と違う
意味のある練習です
自分のためではない
誰かのためにやる想いの乗った練習は
ブレない
外野からの雑音は
・なんで俺ばっかり
・早く帰りたいな〜
・あいつは練習してないのに
・先輩なんて全く練習してないじゃん
消え去ります
↑そして迎えた当日
↑YUKIちゃん七歳
↑可愛い新日本髪に!!
練習通り出来ました^^
いえい!!
またもや YUKIちゃんから 一通の手紙が↓
そうだねYUKIちゃん!!
次は成人式と結婚式
相澤さんに任せときな!!
この話には、まだ続きがあります。
3年前のこのエピソードをブログに書くと
次々に問い合わせがあり
↑今年も既に"15名"を超えるお客様のご予約を頂いております。
あの時、いつものように 適当に終わらせて逃げていたら、、、、
↑このような現在には絶対になっていなかったのでしょう。
最後になりますが
美容師にとって練習とは
"唯一未来を変えることの出来る行為"だと思います。
あなたの大事な誰かを想って
その誰かが笑ってくれる
そう想って練習してみると
その練習は
意味のあるものに変わるのではないでしょうか?
これから美容師になろうとしているみんな!!
アシスタントのみんな!!
そして美容師のみんな!!
練習楽しもうぜ^^
お客さまを笑顔にすることでしか
僕達が幸せになる方法はないのだから
2017 10月 ヘアーシップ相澤 一也