卍少女の脱皮。
夏休み以降通い始めた子の数学について。
基礎事項は残す所一次関数のみとなりました。
今日は図形の証明を実施したのですが、
中3の相似の単元は学校の授業をよく聞いており、
それが相乗効果としてよく作用しており、
基本的な証明の作法はクリアー。
あとは独学できそうでした。
通塾がスタートして4週間が経ちますが、
なんにしても最も効果を発揮したのは
一次方程式です。
両辺にたす、両辺から引く、
移項する、両辺にかける、両辺をわる。
この動きの不器用さを改善するために3週間の
日数をかけて、学校の復習をしながらほとんどを
この一次方程式に費やしてきましたが、
かなり綺麗に正確に途中式を書けるようになり、
ミスはほぼ0になり、頻発していた符号ミスも激減しました。
おかげで二次方程式も綺麗になってきましたし、
一次関数の代入からの操作や、相似や面積比における
比例式の操作などもできるようになり、
数学の世界の幅が明らかに広がってきました。
どんなに周囲が難しいことをしていようと、
決して飛躍を許さず、基本問題集しか与えず、
本人的には不服な面もあったかもしれませんが、
信じてついてきてくれたことを嬉しく思います。
分かると出来るの違いを理解できたことや、
出来る問題をなお演習することの意味を
この子自身が短い1ヶ月の期間の演習で
きっちりと捉えられるようになったということは
一つの分岐点になったように思います。
しかし、そういったことよりも、
授業中に「マジ卍〜」とか冗談ぽい言葉を
言わなくなったということ、出来るようになったことに
素直にガッツポーズを表し、次へ進もうとする姿勢が
見られるようになったこと、そういった学習への
真摯な態度が見られるようになったことが、
彼女の大いなるひとつめの脱皮だったと
私は確信しているのです。