運動のエリートを育成する

2017.10.19 04:33


運動神経や身体能力は作れます。


運動神経とは、自分のカラダを思い通りに動かすチカラであり、又は物を使った際に、強すぎず弱すぎず丁度良い加減に操作するチカラでもあります。


こちらは、基本的運動スキルの繰り返しによって脳から筋肉への神経伝達が構築されていきます。


また、幼少期に身に付けないと、取り返しのつかない運動神経の悪い人になる可能性があります。



身体能力は、この後に載せる基本的運動スキルを、どれだけ強く、もしくは長く、もしくは速く、最大限に発揮できるか、と言った部分です。


こちらは運動神経があった方が、より効率的に身体能力を最大限に引き出すことができ、筋力トレーニングなどでも、能力の底上げが可能です。




基本的運動スキル

基本的運動スキルとは、1歳から5歳までに習得していく運動の基本的動作であって、最低限の筋力や身体能力があればできる、脳から筋肉への神経伝達の運動でもあります。


これらが運動神経の基礎になる部分で、幼いうちにたくさんの運動経験を脳にさせる必要があります。


安定性


姿勢変化、平衡動作

立つ、しゃがむ、寝る、回る、転がる、逆立ちする、起きる、積み重なる、乗る、乗り回す、渡る、渡り歩く、ぶら下がる、浮く




移動動作


上下運動

登る、降りる、上がる、飛び乗る、飛び降りる、飛びつく、飛び上がる、滑り降りる、飛びこす、よじ登る


水平運動

這う、泳ぐ、歩く、踏む、滑る、走る、跳ぶ、スキップ、2ステップ、追う


回避運動

かわす、隠れる、くぐる、くぐり抜ける、潜る、逃げる、止まる、入る




操作動作


荷重動作

担ぐ、支える、運ぶ、持つ、持ちかかえる、持ち上げる、上げる、動かす、漕ぐ、起こす、引っ張り起こす、押す、押さえる、突き落とす、投げ落とす、おぶる


脱荷重動作

降ろす、浮かべる、降りる、もたれる、もたれかかる


捕捉動作

掴む、止める、当てる、入れる、受ける、受け止める、渡す、振る、回す、積み上げる、転がす、掘る


攻撃的動作

叩く、突く、打つ、割る、投げる、崩す、蹴る、倒す、縛る、ぶつかる、引く、振り落とす、相撲をとる


次は身体能力についてです。

これらは筋力トレーニング等でも、能力の底上げは可能です。


1:筋力…身体全体を動かすための土台となる能力

2:筋持久力…筋力を使って身体を長時間動かし続けられる能力

3:瞬発力…短時間で筋力を十分に発揮できる能力

4:心肺持久力…運動時に呼吸機能を長時間正常に働かせられる能力

5:敏捷性…筋力を使って素早く反応し身体を動かす能力

6:平衡性…不安定な足場にて身体のバランスを取ることができる能力

7:柔軟性…関節が柔らかく、身体の反応に合わせてスムーズに動ける能力


以上です。


これから我が子を、アスリートに育てたいと思っている親も多いかと思います。


身体的エリートは栄養と運動で簡単に作れてしまいます。


競技的な基礎は、思春期までに習得しないと、ほぼ手遅れです。


それらの時期を逃さないようにしながらも、強制はせず、自ら体験させ、楽しむ心を忘れないように、支えましょう。