Satoshi motosawa DECOHAIR

ホワイト系カラーのコントロール。

2017.10.19 02:00

最近はいかにペール系のカラーを綺麗に出すか、そんなことを考えております。

今回もホワイト系のカラーに。

工程としては2ラウンドブリーチからのムラシャン処理、トナー、カラートリートメント系でやるか、アルカリカラーでやるか...と、そういう感じに分かれるかと思いますが、今回はアルカリカラーでの処理を選択。



ホワイト系カラーをつくるには19レベルまでのブリーチが必須です。(ブリーチレベルは20までとしています)

厳密に言えば19レベル以上、19.25レベルまでが最適です。

ま、それ以上は髪がぶっぢ切れる可能性が大なんですが...

もちろん今はファイバープレックスなどの特別な処理により切れなくなりましたし、手触りも格段に上がりましたね。

ま、とにかく鬼ためブリーチにより、そのレベルまで上げねばなりません。



ムラシャン、塩基性のカラートリートメントなどで黄ばみをとる場合、ブリーチはムラなくする必要があります。

ブリーチコントロールは非常に難しく、テクニックが入ります。

髪質、アンダーの状態や、残留染料の条件でブリーチの状態にムラ感がある場合はアルカリカラーで黄ばみを取ることをオススメします。アルカリの力によりコントロールしやすいからですね。




黄ばみをとるには、青灰紫色が必要です。

今回はそれをクリア剤で薄めたものを使用しています。

それと、アルカリカラーで乗せる場合の薬は10レベルまでの薬にしておきましょう。

ブリーチ後ですとそれ以上の薬は、痛いのです。


ま、とにかくホワイト系カラーは時間と根気がお客様にも美容師側にも必要です(笑)あ、もちろんお金も。


最近こう言ったホワイトなどのペールカラー、ハードルが下がってされる方が増えておりますが、特にホワイト系は最難関であります。

是非ともご参考下さい。