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チカぷの一日一楽

悲しみは膨らみ 大きな感謝となって ずっとずっと一緒に

2017.10.20 06:41



出会いは人生のギフト

予測できない喜びの反面

予測できない別れもあるんですよね。


仲違いや疎遠や決別や死別……

別れにもいくつもあるけれど


避けることの出来ない嫌な事を考えないようにするように、いつからか出会いよりも「再会」の喜びが大好きになった私ですが、、


今日お話をするのはペットとの別れについてです。





ペットを飼っている人なら

きっと経験があると思います。


迷子にしてしまって二度と会えなくなってしまった皆様もいます。

まさか二度と会えないなんて考えもしなかった事が現実となるときです。


特に死別は、今はまだ経験のない皆さんにも必ず訪れることでもあります。


「寂しさで何もできない。」


「あんなに悲しく思いをするなんて。」


「辛すぎてもうペットは飼えない。」


…… そう思う人も少なくないと思います。以前に子供の頃に両親の不注意から飼い犬を迷子にしてしまい、その後に事故にあい、やっと会えた再会では、可愛かった笑顔はなく、見たことのない変わり果てた姿だった為、その方は心のなかで親を責めたり憎むような怒りを感じながらも何もできない自分を責める感情を抱いてしまったそうです。


そんな気持ちからか、大好きな動物を自分から避けるようになり、迷子の犬たちの事を思うと、家族の皆さんの気持ちを思うと、居ても立っても居られないような不安と心配から何かしら出来ないかと情報を拡散されたり捜索をお手伝いされる一方で、自分には二度とペットを飼う資格も自信も無いと言われるかたとお話をしたとき、人生には多くの経験があり、たくさんの時間があっても、愛情というものは複雑で特別なもの、拭えない記憶も氣持ちもあるのだと強く感じました。


これだけ長年、愛犬への思いを抱えている人にも、いつかまたその優しさと愛情を目一杯に注げる素晴らしい出会いに恵まれてほしいと心のなかで思ったことを思い出して書いています。




この方のような経験でなくとも、あの「別れ」を経験し、あの悲しみと辛さを思い出せば、またペットを飼うなんて気持ちになれない方はいます。


ペットを飼えば

出会いと同じように必ず来る別れ。


心の方の準備をしていても、別れは突然であり当然、悲しいものです。


頭で理解していても、あの気持ちは小さな時から犬たちと共に育ち暮らす環境にいられた私でも、なんど経験しても強くなどなれず、その悲しみも寂しさも1つも同じではなく、成長を増すたびに感じる氣持ちも豊かさと複雑さを増し、その度にその度に深い悲しみが重なっていくようなものです。



目の前に確かにあったはずの日常の空白という現実に悲しみ、時とともに薄れるはずの存在感の大きさは膨らみつづけるのです。


その度にその度に……。



声をあげて思わず泣き崩れたり、

涙のなかに浮かべる幸せな日々、

しかし

悲しみは変わらずにあるものだけれど、その優しい記憶、思い出に感謝をするようになるんです。




こんな氣持ちを体験するようになり


ペットを亡くされた後、空白の時間、空虚に傷ついている飼い主さんにも声をかけさせてもらうことがあります。

心ゆくまでお話をきいたり、時には実体験からとして、私は自分の生きる生活のなかで、体力や経済力、環境と家族が許す限り、少しでも多くの犬と出会いたい、縁に恵まれるなら、私と共に生きて欲しいと望むことをお話しします。


保健所で迎えに来ない飼い主を待つ犬たち、痩せ衰え彷徨い歩く犬たち、身勝手な理由を並べて飼えなくなったと持ち込まれる犬たち、不妊去勢を怠り生まれた命を不幸にしないためにも、様々な縁に出会えるのならば、有り難く喜んで迎えたいと思います。


縁は選べない。

お金で買えないものだから。


出来れば、ペットショップではなく、さまざまな事情を抱えている犬たちと出会いたいと思うんです。

こんな私ですが、

一緒に我が家に来ますか?と。


これは、世の中のためではなく、犬たちのためです。


私という人間と出会い生きてくれた家族である犬たちに敬意と感謝を込めて、犬たちに有難うの幸せを伝え続けるため、感謝をし続けるためにです。



でも、悲しみに覆われ辛い時に、こんな私の話を聞いても感心されるだけだと思っています。私だって辛い時は何を言われても耳にさえ入らない時もありましたし、ほかの事を考えるほど冷静な対応などできないものですから。


けれど、何かのキッカケで縁に出会ったときにフワッと浮かぶように思い出して貰えたらと思うから話すんです。


ペットは飼うのは辛い……

ペットを飼えない……

かもしれない。


けれど、縁があればペットを迎える日がまた来ることを避けないで欲しいと思うんです。


その優しい愛情を交わし合えるひとだから、避けないで欲しいんです。


忘れることなど出来ません。

悲しみは消える事はありません。

けれど、

幸せを感じあえることもできます。

愛情を注ぎ合うこともできるんです。




また別れは、必ずきますよっ。


でも、悲しいだけでなく、寂しいだけでなく、別れすらも素晴らしいものにできるように精一杯の愛情を持って幸せにできれば良いと思います。


怖がらずに迎え入れてほしいです。


悲しみの分だけ優しくなれると言うけれど、悲しみの分だけ、愛しかたも分かるものだと思います。


たくさんの犬たちに私は教わってきました。まだまだ犬たちに比べれば人間の私など至らないけれど、感謝をこめて努力させてもらえています。



恋愛の悲しみは、新しい恋愛でしか超えていくことが出来ないように。

犬たちとの幸せや悲しみは、犬たちとの出会いと別れでしか理解はできないものです。


もうペットは飼えないと思っていた気持ちから、芽生える気持ちに気づく時がくると思います。


飼わなければ良かったよ……

そんな人でなければ、必ず来ると思うんです。求めている気持ちに気付いてほしいです。



死別の悲しみを減らすことは出来るとは言えません。ただ、成長のように変わっていくんじゃないかなと私は思います。


きっと、きっと。



懐かしさを感じたり

喜びに感謝をしながら

触れ合える幸せを噛み締め

毎日を笑顔で過ごしてほしい。

何度でも……





もしも

これを読んでるかたのなかに

まさに愛犬との別れを経験し、喪失感に襲われている

そんな方々がいたなら……

これも不思議な縁かもしれませんよね、そんな皆さまに私からも声を掛けさせていただきますね。



共に寝起きし

時の流れの速さに気づかないほど

共に生きたことは思い出に溶けて

いつかの再会の日まで

暖かな気配

大好きな温もりは薄れていくけれど

温もりを感じる思い出は

優しく共に寄り添ってくれます。

これからも一緒に


私も多くの犬たちの愛と思い出で真冬でもポカポカです。


どうかたくさんの涙を流して

たくさんの思い出に

その笑顔を浮かべてください。

泣いて笑って微笑んで

消えることのない

幸せな時間に敬意を感謝をこめて。

合掌

 




◻️ペットロスと老化について……


ペットを亡くしたことで体調不良や摂食障害、不眠やうつ病を発症する「ペットロス症候群」も他人事ではなく、いつどのような症状によって感じるかは分かりません。

 

身近に大切にされていたペットを亡くした人がいたら、

可愛かったですね!

可愛がられていましたね!

大切にされて幸せですね!

寂しくなりますね、大丈夫ですか?

などの声かけから、さりげなく話を聞いてあげるなど、周囲とコミュニケーションをとれる環境に気を配りたいなぁと思っています。



食事を忘れるほどに悲しみに暮れて

生きる理由を見失うように気力を失い


私も「ペットロスだね」と言われたことがありますが、私はあまり「ペットロス」という言葉にする事、される事が好きではないんです。


ペットロスとしたら何かが納得できたり整理がつくことでもない、不可解な心理と愛情と氣持ちの問題で、人それぞれなのですから。。。


でもこれは、個人的な感覚なんです。


ペットロスを否定や批判をしているわけではないんです。このペットロスの言葉がある事で感謝する事もあるんです!


言葉というのは人間にとって大きな意味があるのもですよね。


ペットロスという言葉が生まれることで、多くの皆さんに知られ、企業の理解にも繋がったり、社会的に周知されることに繋がったり、人間とは違う動物を家族として暮らす私たちにとっては、とてもとても有り難いことでもあるのですから、、。



私たちの抱えるペットロスの問題よりも、死別の前に迎える犬たちの老化、老犬の現状が心配です。



大切にされて長生きできれば

犬も猫も人間と同じ

若い時には健康体で必要もない、でも、老化というだけで定期的な病院での診察が必要となったりします。


けど、何か起きてからよりもシニア期に入ったペットがいたら、老犬の飼い方を学び、飼育環境を見直すタイミングでもあると思います。



そして、獣医師による健康診断を定期的に行うことで目に見えない病気や不調の原因の早期発見、私たちのように言葉を持たない「犬たちのサイン」に気づくことにも必ず繋がりますよっ。



優れていた目や耳が不自由となり足腰が弱り介助が必要となり、病気を患ったり、増えている認知症や介護などの心構えと知識の方を皆さんにはしてほしいと思います。


大好きな散歩より室内で過ごすことが増えてくる。ストレス防止に家で楽しめるようにと景色を眺める時間や、オモチャ、自宅にドッグランをつくったキッカケにもなりました。


こうして我が家も長生きしてくれたペットたちに多くを学ばせていただきました。老化さえ長く長く愛し続けるため、子犬の頃のように私たちの手も心も必要としてくれるのが嬉しい気持ちで、介助、介護させていただきました。



私たちにもいずれ訪れる老化

身をもって見せてくれるペットたちに対して、最大限の愛情と感謝をこめて優しい時間を多く過ごしてあげてください。


いつかは来るお別れのときを前に

どう幸せに暮らすか。そのために。


動物たちにとって、私たちが笑っているとき、一緒に遊んだときに喜びあった楽しかった笑顔が一番のご褒美のように幸せなはずなのです。



辛くても

悲しくても

目を逸らさずに

手をはなさずに

必ず最期まで側で見守り、病気のときも明るく、元気を分け与えるように笑顔で力づけてあげてほしいです!


そうできれば

失ったときに生まれるペットロスさえも必ず優しいものに変えていけます。


出会ったら一生

迎えたら一緒に


お願いいたします。

共に生き抜いてください。


Lovely days CHIKA'S MIND TRIP