サプリメントって期待していいの?
薬剤師ライターのみきです。
前回はサプリメントの概要をお伝えしました。
今回はその効果などについて書いていきたいと思います。
最近ではとても身近な存在になったサプリメント。
特別な認可を取る必要がないこともあり、本当に信じて摂って良いのか迷うこともしばしば。
『欧米で爆発的人気!』
などの売り文句にふと、つられてしまいそうにありますよね。
女子ならダイエット系・・・・。
薬剤師という立場である私もひとりの女子。
一般の方よりも商品を見極める力があるにも関わらず、素晴らしくうまくできたキャッチコピーに引き込まれて思わず、高価な商品を買おうか真剣に悩んだりします・・・笑。
そんな誘惑に負けないよう、しっかりと見極められるようになりましょう!
【サプリメントって身体にいいの?】
ある資料によるとアメリカでは70%以上の人がサプリメントを利用しているといわれています。
ここ最近、日本でも自分の身体や健康を意識する人が多くなり、
興味を持っている人も多くなってきています。
しかし、
『みんなが利用しているから・・・』
『なんとなく、身体に良さそう!』
などと、フンワリした感覚で利用を考えていたり利用している人が多いのではないでしょうか。
ここでは、サプリメントとは何者なのかをもう一度、考えてみます。
サプリメントの役割
現代では食事の偏りによってさまざまな身体の不調を感じている人が少なくありません。
『このままではイカンのぅ・・・(´;ω;`)』
と思っていても仕事や家事など目の前のやることに手いっぱいで、食事はササッと済ませられる加工食品で間に合わせている人も多いのではないでしょうか。
そんな食生活が何年、何十年と続いてしまうと大きな病気を引き起こしてしうこともあります。
最近、よく耳にする生活習慣病(高血圧、糖尿病、脂質異常症、高尿酸血症など)は普段の食生活が大きな要因になっています。
『わかってはいるけどなかなか・・・』
と思うのではないですか?
そりゃ、そうです!
偏った食生活をガラッと変えられるのであればサプリメントなんて必要ありません!
少なくとも私は無理です 泣。
そんな簡単には変えられないのが現実です。
その偏ったバランスを良い状態にすることがサプリメントの役割なのです。
副作用ってあるの?
以前にも書きましたが、サプリメントは医薬品ではなく食品です。
身体に大きな影響を及ぼすことはありません。
大きな影響を及ぼすのであれば健康食品ではなく、医薬品として販売されます。
医薬品であれば販売されるまでに厳しい試験があったり、販売されても医師の処方箋が必要だったりと『気軽』には利用することができなくなってしまいます。
しかしながら、健康食品でも注意することがあります。
それは、アレルギーです。
食品でもそばアレルギーや卵アレルギーなど、ある特定の食品のアレルギーを持っている人がいるようにサプリメントに入っている成分自体が身体に合わない場合があります。
当然、自分の身体に合わないものを摂った場合にアレルギー反応や身体の異変を感じます。
これが一種の『副作用が出る』と言われる状態です。
医薬品同様、副作用にはいくつかの分類がありますが多くはアレルギー反応です。
そのほかにも規定されている量を超えて摂った場合にも身体に悪影響を及ぼすことがあります。
副作用対策ってある?
正直なところ、アレルギーは実際にその食品や成分を摂って様子を見てみないと分からないということが大半です。
アレルギーテストという手段もありますが、世の中にある医薬品や食品全てのテストをするのは困難です。
もし食品アレルギーを持っている場合は、その食品由来のものや類似したものが成分に入っていないかを表示で確認したり、医師・薬剤師や販売メーカーに相談するようにしましょう。
過剰量は摂らないようにする
サプリメントにも1日に摂取する量が表示されています。
決められた量をきちん摂ることが最もバランスをとることができます。
医薬品と同様、多くとればそれだけ良いという考えは当てはまりません。
むしろ規定量以上に摂ることで思わぬ副作用を引き起こしてしまうことがあります。
表示されている量(1日や1回量)はその製品が最大限の力を発揮できる量を示していますので、必ずこの表示に従うようにしましょう。
サプリメントで起こった副作用
海外ではサプリメントを服用し、その副作用により死亡例が出たケースもあります。
日本国内で販売されているものではどんな事例があるのでしょうか。
細かい事例は厚生労働省のHPで確認することが可能です
ここで多く報告されている副作用事例は肝機能障害です。
肝臓は医薬品も含め、体内に入ったものを解毒する作用があります。
その肝臓に大きな負担がかかってしまい、肝臓にトラブルが生じてしまうことが多いようです。
その他では発疹(皮膚に湿疹ができる)や消化器症状(下痢・腹痛・嘔吐など)があります。
その他の症状は自分でもすぐに不調が分かるのですが、一番事例が多い肝機能障害は不調を感じるには時間がかかってしまいます。
なぜなら肝臓は『沈黙の臓器』と言われるほど我慢強い臓器で、状態がかなり悪くならないと自覚症状を感じることができません。
初期の症状は食欲不振や体重減少、全身の倦怠感、疲れやすいなどで普段でもよく感じる症状のため見過ごしがちになります。
サプリメントを摂り始めてからしばらくしてこのような症状が出たら、まずは病院を受診するようにしましょう。
このとき、必ず医師や薬剤師にはサプリメントを摂っていることを伝えてください。サプリメントの成分を確認されることもありますので、製品の瓶などを持っていくと良いでしょう。
本当に効果はあるの?
上手く利用すれば自分の健康に貢献してくれるサプリメント。
副作用など怖い部分もあるので、慎重に選びたいですよね。
でも、そこまでして利用して本当に健康を維持することができるのでしょうか。
答えは・・・・
条件付きYesです。
『は? 条件付き!?』
と思わるかもしれませんが、そうなんです。
条件付き。
この条件とは、利用する方自身のサプリメントとの向き合い方も含まれています。
サプリメントは偏った食生活のバランスを整えるために利用するということを書きました。
『そうそう、だから今の生活にサプリメントをプラスすれば問題ないんだ』
と思われてしまっては問題があります。
現代人の食生活は老若男女問わず、昔よりも偏りが多く加工食品の利用も増えています。
その偏り全てをサプリメントで補うのではなく、普段の食事の見直しもしていく必要があります。
炭水化物が多い人は少しその量を減らす工夫をしたり、脂肪分が好きでたくさん食べていると感じる場合には脂肪分が少ない食品や低脂肪の食品に変えたり。
少しメニューを変えるだけなら外食でも可能ですよね。
これはサプリメントを摂るのと同様、継続が必要なので無理のない範囲から初めてみてください。
それがダイエットにもつながってきます。
自分自身の生活を見直しつつ、それでも不足しがちなものはサプリメントでバランスをとる。
これができればサプリメントもあなたの健康に貢献することができます。