Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

kojinkai

次のステップへ。

2017.10.19 15:03

SAGAテスト中にも関わらず、


「明日のテスト対策何をしたらいいですか?」


の質問に、


ー「これまででできたことを繰り返しな。」


の一言で、延々と計算をさせられていた中学生。


ー「明日結果を出そうと無理しなくていいよ。

数学はほとんど計算しかしていないし。

もとより3ヶ月計画だし、結果が出始めるのも3ヶ月後。

どれだけ頑張ったとしても、結果はそのタイミングでしか

はっきりと表れては来ない。ただ、今のペースを

とめてはいけない。

明日のテストは前回とほぼ点数は変わらない、という

くらいの気持ちで臨むべきだよ。

むしろ下がらなかったら自分を褒めてもいい。」


とすら言い切ったのです。

そんな一件無責任にも聞こえる言葉に対しても、

素直に応じて延々と基礎計算の穴を埋め続け、

高速で基礎計算を周回し続けました。



しかし、帰り際に私はこんなことも言ったのです。



ー「今志望校を下げろと言われたら、下げる?」


下げたくない様子で、頑張りたいという雰囲気を

滲ませながらじっと私を見ています。


ー「明日SAGAテストが終わったら、

受験対策用の問題集を1冊渡そう。

今の計算ドリルの量を1日3ページから1ページに減らして、

計算ドリルでできた領域の演習をその問題集で

スタートしてみよう。もう、君は4週間

十分に基礎トレーニングをしてきたよ。

よく頑張ったね。もしその問題集を解いてて

上手く操作できないと思ったら、その単元だけ

今の基本ドリルに戻ってやるとして、

あとはこっちの問題集をやってみよう。」



今日もたった1人中3では自習しに来ており、

毎日欠かさず4週間前から勉強し続けて今に至ります。


しかも、超基本しかさせてもらえず、周りは

どんどん進んでいるかのように錯覚もし、苛立ち、

精神的には落ち着かない時期もあったことでしょう。

むしろ成長ペースは一番早かったと思います。


そういう時期を乗り越えてのこの言葉は

その子にとっても嬉しかったと思います。



毎日の練習はその人を決して裏切りません。

それが結果に結びついていく喜びを一緒に

体験していると、まるで自分も青春時代に戻ったかのように

若返った気すらするのです。