弥富神社例大祭 2017/10/8 参加レポート
■石取車が集結し、各地区の伝統芸能が披露される弥富市内最大級の秋祭り
毎年10月第2日曜日に行われる弥富神社の例大祭。
弥富市では、22地区が秋祭りの祭礼に際して神楽(カグラ)を出しており、14地区が石取車を保有しています。(弥富町誌より)
石取車は、三重県桑名市から明治時代後期に弥富へ伝わり、前ヶ須や五明から始まりまったとされています。(弥富町誌より)
弥富神社の例大祭は、秋祭り当日の朝から石取車4台、神楽5基が市内を練り歩いたのち、弥富神社に正午ごろに集まってくる、弥富市最大規模の祭礼です。
※五明、小島弥生台は前夜祭があり、前日の夜も石取車が練り歩きます。
市内の秋祭りでは、「男獅子」「三つてんまり」「剣舞」「棒の手」など多彩な伝統芸能が披露されており、弥富神社の例大祭でもステージが設けられて、各地区から演舞が披露されます。
正午すぎに、市内外からの沢山の来場者で賑わう弥富神社。
とても暑い快晴の日となりました。
石取車が所狭しと並び、市内を引いて歩いた方々が誇らしげに囲んでいます。
■参加地区
(引用元:http://6730.teacup.com/ishidorimatsuri/bbs/t112/l50 )
【石取車】
鯏浦中六町、鯏浦前新田、小島弥生台、東弥生台
【神楽】
鯏浦上之割、鯏浦中之割、鯏浦下之割、鯏浦車新田、鯏浦海老江
【梵天のみ】
鎌倉新田
※鯏浦:うぐいうら
金色で装飾されたド派手な山車が多く、名古屋文化と言ってよいのでしょうか、豪華絢爛でした。
■伝統芸能の披露で盛り上がるステージ
てんまり、獅子舞、剣舞、踊りなどが各地区別に披露されるステージ。
成人男性を中心とした力強い獅子や、子どもたちが一生懸命練習してきた剣舞、踊りが続きます。
ステージ前は常に観客がぎっしり詰めかけていて、掛け声や笑い声で盛り上がっていました。
獅子舞(男獅子、てんまり)は、特に見ものと感じました。
舞うだけの獅子舞とは違い、組体操のような要素があり、逆立ちや2段、3段に演者さんが組んで、力強い獅子を表現していました。
■下ノ割地区による3つてんまりの動画
二段!
圧巻の三段!!
地域の子どもたちによる剣舞や踊りも綺麗でした。
伝統芸能をこうして引き継ぐ文化は残っていって欲しいです。
■出店も秋祭りを盛り上げる
弥富神社内に出店もあり、祭りの雰囲気を盛り上げていました。
ただ、弥富神社内にある窪み(焚き火用)がゴミ箱と化していて、とても残念でした。
自覚なく捨てている方も多いと思いますので、アナウンスだけではなく、捨てない対策が取られると良いですね。
以上、今年2017年の弥富神社例大祭の参加レポートでした。