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みきと幽霊界の支配人

第7話 責め続けられる一年

2017.10.19 22:10

支配人『通夜は終ったみたいじゃの~、ワシらの姿や声は…見えたり、聞こえたり、せんからの!』


みき『・・・一葉の様子がおかしい…PAPAも・・・あんなに離れて座ってる…』


椅子すわり、タバコの先をじっと見つめる

父 雅也


みきの遺影をボーッと見つめる

母みさき


一葉はに、声を掛けたいが…かける言葉が見つからないかずま


車椅子に座り昔のアルバムを何度も見直す

弟 正夢


・・・部屋の片隅に座る一葉



支配人『なんか・・・空気が重いの・・・』


みき『・・・私のせいだ・・・たぶん・・・』

重いさ表情を見せるみき



かなりの沈黙が続いた



雅也『一葉、悪いけど…帰ってくれないか…

・・・・・・葬儀も・・・・・・悪い・・・』


黙って頷き、家族一人ひとりに頭を下げる一葉

重い足取りで、入り口へ向かう。


後を追うかずま・・・


正夢『ねぇちゃんの代わりに!・・・』

悔しさと哀しみを堪えるように、言いかけた気持ちを押し殺す正夢



一葉は、式場を後にした。

かずまが後を追う。


みき『一葉・・・PAPA・・・まさ・・・

・・・私のせいだ!全部・・・おっさん!』


支配人『ズコーっ!・・・おっさん!って!ワシは、支配人じゃぞ!・・・まぁ、生命あるもの、生きるものの、そばには、逝くものがいる!それが、生命あるものじゃ!』


みき『私に何ができる?』


支配人『一葉を信じ、家族を信じ・・・見守ってやることじゃ!』