ラシーヌの試飲会報告
今日の試飲会は近年で最もワインの状態が良い会でした。試飲会は時には自分たちの
ワインを誤解させてしまうような試飲会も多いのですが、それこそもったいない。
特にラシーヌのようなワインは気をつけて試飲会に臨まなければ逆に評判を
落とすようなことにもなりかねないわけです。
まあ、今日は非常に良かったので安心です。
さてまず最初はドメーヌ・モレル。泡が凄く良かったのですが、ちょっと価格が高い。
これは入れるかどうかちょっと考えさせられます。白に関してはキュヴェのさをそれほど
感じ取れなかったのですが、これは最近の自然派のワインに共通するところで、
飲み手側がかなりワインを落ち着け、多少熟成させることが必要でしょう。
それによって今感じ取れない差が明確に出てくるはずです。しかしモレルは才能に溢れ
今後を期待できることは明らかです。
http://www.wineholic.info/site/winary/winarycontents/jura/domainemorel.html
ロベール・ドゥノジャンは異常な程に酒質が柔らかくこの地域としては特殊なほどの酒質
柔らかくこれ以上ないと思わせるほどの酒質を重視したようなワイン。
できたてではそこに面白さをあまり感じ取ることは出来ませんが、落ち着かせることと
多少の熟成によって豊かな表情が出てきます。2014年はそろそろ飲んでも良い時期。
元々リリース時から飲めるようなワインではありますが、やはり1〜2年寝かせと時の
姿を見れば全然違うことがわかります。
2015年も2014年よりもっと果実味が全面にありかなり出來が良く2014年より
早い時期から魅力が出てきています。
しかし2014年がまだまだ在庫として沢山あるので現段階では2015年は当分見送ります。
http://www.wineholic.info/site/winary/winarycontents/bourgogne/denogent.html
カーザフラッシのモンサネーゼは相変わらずの出來で、これは近々はいります。
http://www.wineholic.info/site/winary/italia/casafrassi.html
さて昔あれだけ売れていたトリンケロ。最近はさっぱりですが、しかしやっぱり
トリンケロは旨いのです。甘さ抑えめのグレードの高いバルベーラと言えば
トリンケロしか無いと思わせるほどの存在感と迫力があります。
今回はヴィーニャデルノーチェのセカンドと初入荷のメルローとフレイザが入荷。
かなりできが良いですね。トリンケロは意外と売れていないのですが、売れようが売れまいが
美味しいものは美味しいので早速買い付けました。
http://www.wineholic.info/category/4819.html
ベルナベ・ナバーロはちょっと私の好みから外れていたので全部を買いませんでしたが、
トラゴラルゴはやっぱり美味しく、今回でていたムシカントがかなり良い感じになっていたので買い付けました。
http://www.wineholic.info/site/winary/Spain/bernabenavarro.html
プリンチピアーノはどれを飲んでもちょっとワングレード上の味わい。
全てのキュヴェがそれなりにイメージが同じですが、それなりに畑ごとに差があります。
このワインはちょっと質が良すぎるので、落ち着かせれば試飲会の時よりも更にさが明確に
なるはずです。あっけないほど普通にグレードが高いワインなのでインパクトには
かけるかもしれませんが、良いワインです。
http://www.wineholic.info/site/winary/italia/principianoferdinando.html
モンテ・デ・グラツィアは最近売り出したトマト缶が滅茶苦茶美味しかったですが、ワインも
実に素晴らしい。質良し個性よしで白も赤もかなり良い感じなので買い付けました。
新しいモンテプルチアーノ、ピアーナ・デイ・カステッリはちょっと高めなのですが、
その価格に負けないグレードの高さを十分に感じ取れたので買い付けました。
リヴェッラ・セラフィーのドルチェットも相変わらず素晴らしかったです。
http://www.wineholic.info/site/winary/italia/rivellaserafino.html