Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

Stock-Information

お得な保険商品とは

2015.11.15 01:35

まず保険の種類ですが税金の観点から大別すると、一般用保険、介護保険、年金保険と分けられています。有名な商品でいうところの生命保険、医療保険、個人年金保険ということになります。これらそれぞれ控除額上限4万円(トータル12万円)まで認められています。掛け金にするとそれぞれ年間8万円までとなります。ただし、旧型商品2012年以前に加入している場合はこの場合とは少し違います。


この税金控除を利用すると、一つの投資商品と考えることができます。例えば、学資保険(もしくは貯蓄型生命保険)と年金保険を8万円ずつ計16万円購入したとします。たいていの商品は、10~30年後に微々たる利息が付いて掛け金以上が返金されるものです。これだけでは全くうれしい商品ではなく、ただ銀行の定期貯金と変わりありません。本来の生命保険の意味合いがあれば多少違いますが。それでも投資という観点から考えると、うまみはありません。


しかし、これに税金還付を考慮すると、年収600万円の人と年収800万円の人では税率に違いはでますが、年収600万円のは控除額上限4万円×10%×2商品、年収800万円の人では控除額上限×20%×2商品となり、それぞれ8000円、16000円が所得税分として還付されます。またこれに住民税分を加味すると、それぞれトータル1.2万円ほど、2.4万円ほどが還付されます。※住民税に関する正確な数字はネットでいろいろなサイトで調べてみてください。


ということで、16万円かけているわけですから、リターン1.2万円の場合で7.5%、2.4万円の場合で15%という利回りになります。これだけのローリスクでこのリターンならすごい投資商品ですね。ただし、いくつか考慮しないといけない点があります。それは、複利では計算されていませんので、単利15%ですから10年~30年積み重なると、複利と単利では全く効果が違います。掛ける年数にもよりますが、複利に換算すると2~3%前後になるかも。


また、インフレリスクや会社倒産リスクなどもありますので、それを考えると完全においしい商品とも言えないわけです。そういった意味では、株式投資とは別でリスク分散としての投資商品であればそれなりの役割をはたせる商品ではないでしょうか。気持ち的に税金が還付されてくるという心理面も大きいと思います。