7735 - (株)SCREENホールディングス
株式会社SCREENホールディングス(英: SCREEN Holdings Co., Ltd.)は、京都府京都市にある半導体・液晶製造装置・印刷関連機器などの産業用機器を製造する企業グループの持株会社です。
大輪会の会員企業です。
京都府内に2カ所、滋賀県内に3カ所の工場があります。
他に京都市伏見区に技術開発拠点「ホワイトカンバス洛西」、富山県に半導体製造装置の生産子会社、福島県に半導体製造装置の部品生産子会社、海外では中国・杭州に印刷関連機器の生産子会社を有する。国内8事業所、海外に23の現地法人があります。
半導体装置が利益柱です。
ウエハ洗浄装置で世界断トツです。
液晶製造装置、CTPなど印刷機器も有力です。
概要を見てみましょう。
創業
1868年(明治元年)、石田才次郎が京都に創業した石版美術印刷会社「石田旭山印刷所」が同社のルーツで、「旭山」とは、創業者才次郎の雅号です。
銅版印刷、石版印刷の時代を経て、写真画像の印刷に不可欠な「写真製版用ガラススクリーン」の国産化を目指し、同社内にガラススクリーン製造の研究部門を設置しました。
1934年に、特許を取得し製造技術を確立し事業化を目指して、1937年に研究部門が独立して「大日本スクリーン製造所」が誕生しました。
1943年に株式会社として再編し、「大日本スクリーン製造株式会社」がスタートしました。
社名の「スクリーン」は創業事業である「ガラススクリーン」に由来します。
「思考展開」を理念にガラススクリーン事業から印刷製版機器の開発・製造を進め、世界有数の製版機器の総合メーカーへと発展しました。
ガラススクリーンの製造技術である「フォトリソグラフィー」を応用し、カラーテレビ用シャドーマスクや金属メッシュなどの電子産業用部品に進出しました。
その後、現在の主力事業である半導体製造装置、液晶製造装置など電子工業用機器へと事業を拡大しました。
現在
半導体製造装置、液晶製造装置事業が業績の75%を占める。海外比率は2007年3月期で62%。半導体(IC, LSI等)を形成する金属製薄板(シリコンウエハ:現在の主流は直径300ミリ)の洗浄装置や、液晶テレビ、パソコンの液晶ディスプレイ製造用の大型ガラス基板対応装置、また印刷版出力装置(CTP)では世界トップシェアを持ちます。
現会長の石田明は前身の「石田旭山印刷所」の創業者から4代目にあたります。
1989年6月に社長就任、2001年に会長兼務、2005年6月に会長専任。
2006年10月、日経BP企画より初の著作『脱本業・拡本業へのイノベーション』を出版しました。
2003年4月に「中期3カ年経営計画」を発表、業績目標を達成し、2006年4月より次の「中期3カ年経営計画」がスタートしています。
2006年6月、社外取締役にオムロン会長・立石義雄が就任しました。
産業用機器メーカーではあるが、印刷関連分野でヒラギノをはじめとした各種ハイエンド文字フォントを開発、販売。ヒラギノは写研の流れを汲む字游工房制作のオリジナルフォントで、テレビ放送での文字テロップや各種書籍・雑誌の見出しによく使われるほか、アップルが積極的に採用していることでも知られています。
macOSからオペレーティングシステムのシステム標準フォントとして採用され、同社iPhoneなどiOS機器の画面表示用フォントにも使用されています。
事務用大型複写機として開発した超大型フラットベッドスキャナAZEROオリジネータが人間コピー機として人気を博し、2003年には「直立型大型スキャナー」を開発、人間をコピーするだけでなく、京都府神社庁、京都国際文化交流財団が進める神社仏閣に保存される歴史的文化財のデジタルアーカイブ事業に協力しました。
このほか東本願寺で行われている御影堂屋根瓦の修復作業において、葺き替える屋根瓦に寄進者の名前を印刷するインクジェット印刷機を開発し、東本願寺の境内に印刷ブースを設けて作業を実施中です。
「京都サンガF.C.」のオフィシャルスポンサーでもあります。
2014年、持株会社体制移行に伴い、商号を株式会社SCREENホールディングスに変更しました。
第642回 スクリーンHD 2017/08.05
今回も企業紹介動画がユーチューブで見つかりませんでしたので、ゆめラジオを拝借しました。
私のブログの昨年の殿堂入り銘柄「2402 アマナ」( http://ameblo.jp/kurasitoyume/theme-10100314026.html )に、ぜひ動画を作ってもらいたいものですね。
素晴らしいものが出来ると思います。
ゆめラジオの方は、珍しく大外れの予想をしているみたいですが、今回株価はさらに上昇した状況にあります。
私の投資判断はどうなるのでしょうか。
いずれにしても、相場を動かせる者がいる以上、外れても儲けることが出来る投資をやるしかありませんね。
さて投資判断ですが、時価総額は売上高の1.4倍で、営業利益率は11%です。
チャートは右肩上がりの歴史的高値圏で、信用倍率は3倍強ですね。
分散投資先の一つとしては、私は買えると思います。
私の投資判断は買いです。