昔の子育てってこんな感じ?
こんにちは。今年も1day親子ひろばをよろしくお願いします。SNSはちょこちょことアップしてるのですが、ホームページはどうもほったらかしになりがちだなあ。利用者さんもきっと情報を得るのはSNSが主だろうな~と思うと、ついついホームページのほうは後回しにしてしまいます。でも、ここを見つけてくれた方だけが読めるような話も、時々ですが発信していきたいと思います。
昨年の3月から始めた『地域の居場所さっちゃんち』での親子の居場所作り活動。誰も来ない…という月もありながら、そんなときには私が場に馴染んでいくような時間をもらい、続けるうちに親子ひろばにも多くの方がいらしてくれるようになりました。
そんな中、コロナ禍だからこそ生まれたエピソードをお話ししたいと思います。
その日の親子ひろばには1歳前後の赤ちゃんを連れた方が数組来てくれていました。遊び場の傍らでは『チクチク会』が催され、手芸品政策に励む方が数名。はじめは場に慣れず様子見をしていた赤ちゃんたちも、だんだんと楽しくなってきてあちこち動き回り始めます。
この場では、そこにいる人みんなが赤ちゃんの見守り隊。チクチク会ご参加の方々も、危険のないように充分注意しながら、手芸の手を止めて赤ちゃんの相手をしてくれます。
その中のおひとりには、同じ年ごろのお孫さんがいらっしゃるとのこと。可愛くて仕方ない時期ですが、そのご家族は海外在住でコロナのために行き来が難しく、まだ実際には一度もお孫さんに会えていないというのです。
そして、こんなお言葉をいただきました。
『孫の相手の疑似体験ができてよかった』
これは、乳幼児親子限定に開かれた場所ではなく、多世代が自由に集える『さっちゃんち』だからこそ生まれた言葉だと思います。
さっちゃんちは、昔ながらの日本家屋。畳のお部屋、床の間、雪見障子、縁側、掘りごたつ。赤ちゃん仕様の空間ではなく、危険なことが起きないようにしっかりと見守ることは欠かせません。常に気を付ける必要があります。だからこそ生まれる大人たちの連携と、赤ちゃんたちを見守る温かな目。
これって、昔の子育ての光景なのかしら?なんて思ったりしました。
お孫さんと触れあう感覚を喜んでくださったお客様。早く、実際にお孫さんに会える日が来ると良いな。
今月の乳幼児向け親子ひろばは1月20日木曜日10:00~12:00開催。
今回はどんな交流が生まれるんでしょう。たのしみです。