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カラチ日本人学校

臨時卒業式

2022.01.13 12:00

 13日(木)は,受験のために帰国する中学部3年生の男子生徒1名の臨時卒業式でした。この式には,多くの来賓や保護者の皆様にご隣席いただき,新しい門出を祝福しました。

 校長先生から卒業証書を受け取る姿は,凛としていて,これまでの生活への充実感や,これからの生活への希望がうかがえました。

 在校生代表の送る言葉では,ライバルとしてともに切磋琢磨したこと,親友として心ゆくまで遊んだことなど,共に生活した仲間とのかけがえのない生活が思い出され,自然に涙が溢れました。

 その後の「ひまわりの約束」の合唱は,児童生徒が8人が揃って歌う最後の歌でした。離れても心は1つ,そんな願いが込もった,1人1人の精一杯の声がホールに響き渡りました。

 卒業生の別れの言葉では,カラチ生活3年間の思い出や,学んだことが語られました。日本人会の皆様や学校の仲間との関わりの中で学んだことは,「努力」と「感謝」でした。ここで生活したからこそ学べたことを自分自身の言葉で語る中で,込み上げてきた様々な思いが,涙となって頬をつたいました。

 期待と不安を胸にカラチにやってきてから3年間。様々な出来事を経験し,たくさんの方々と触れ合い,多くのことを学びました。カラチの地で,この晴れ舞台を迎えられたことを誇りに思い,希望あふれる人生を歩んでほしいと願っています。

 カラチと日本,離れるのは距離だけです。ここでつながった心は,どこにいっても,いつになっても,ずっと変わらないでしょう。