光を意識して…

少し前ですが、メーカーさんの新色発表かねてのセミナーで、尊敬するカラーリストさん(カラーリストって言いたくないって意味が最近わかって来たw)からの一言で、あまりカラーに興味が薄かった私に火がついた（笑）

ま、興味がないのは嘘になるのですが、比較的カットと違い単調でハケでペタペタと塗る作業も飽きて来てたところ、ゼロタッチカラーでようやく目覚め、さらにエンドユーザーを常に意識したカラーリスト小熊さん(←あえてカラーリスト使うw)のセミナーにより、何だか美容師目線では無くお客様目線になってカウンセリングができるようになって来た！(さらにお客様目線にってことですw)

そんな尊敬するカラー先生のブログ↓↓↓↓↓↓

と言う事で、本題に！！

先日ご来店のお客様はお久しぶりのお客様！！履歴はこんな感じ↓↓↓↓↓

下ろしてると分からないので中をめくってみると、こんな感じ↓↓↓↓↓↓↓↓

(あまり深く突き止めなかったけどもしや途中はセルフかなぁ？w)

分かりにくいので解説すると、

4段階に分かれた髪の状況。

本当にお久しぶりのご来店で、前回が今年のはじめで途中一度カラーだけしたそうでそれが、前回履歴の8レベル(中側)、その前に私がカラーさせてもらった前々回履歴が退色して12レベル、そしてその前々回履歴に前回カラーした時のティント(色素)が毛先に残った状態。(光の加減で正確ではない)

※こうしてトラブルシューティングは起こる（笑）

お客様、ぜひカラーは同じ美容師さんにそして美容室にお任せを！！

といった感じの履歴という事で、私なりのレシピを！

私的には3箇所に分けた考え方で塗り分けをして、均一に見える均一ではないカラーをしようかと！

均一に見える均一ではないってなに？？（笑）

ま、配合を書いたところで、

お客様それぞれコンディションが違いますからね、あまり参考にならないと思うのであえて書きませんが、色味の使い分けはこんな感じです。

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

※アリミノさん、最近、高彩度、抗酸化、高艶で話題のADMIOカラーを使用。

お客様は、かなり明るくなりやすく、

もともと新生毛(①)が明るいので、6レベルを使用しても9レベルくらいまで明るくなります！

そのあたりを考慮して。。

(それと前回履歴(①)の8レベル部分も同時にリフトアップと彩度の補充を)

そしてお客様は色味で明度を下げたいという事だったのもあるし、元々の退色してる明度(明るさ)に馴染みやすい(繋げやすい)チョイスで、それでいて色味深めって事で、繋げるのもドキドキですが、な、何とか。。

もちろん、前々回履歴(②)の部分はユーメラニンが不足してるので、今回求める仕上がりですと、ラセットと相性の良いライラックで補正と彩度の調整を。

そして、毛先(③)は残留ティントがあるので、これはあえての使える！！って事で彩度高めのライラックメインで！！

毛先はコテで巻いたりして動いた時に光が当たっても綺麗でいて、根元より暗く見えない事が大切で、実はこの3ヶ所はそれぞれ彩度で明度をコントロールしているその場所その場所で色味が違うけど、光が当たってはじめて均一に！

均一ではない均一に！（笑）

言い換えると、

同じでないけど均一に！（笑）

(言い変わってない？w)

↑↑↑↑↑↑

実際の明るさは落ち着いて見えるものの、暖色系は寒色系より明るく(暖かく)見えるので色味の補充のみで丁度良い感じに♪

明るく＝光を通す

つまり、簡単にまとめると、毛先に向かってピンクバイオレット(ライラック)の彩度を増していってますが、それはなぜかと言うと、お客様のオーダーは『赤茶色』、つまり赤っぽさってのが認識できないとダメだと思うんですよね。

ロングスタイルのカラーは特に毛先に向かってコンディションの変化が多い方もすくなくありませんからね。