町と教育
子どもの命を守る事は最大の責務です。そして行政も教育の現場に介入できるようになりました。
小鹿野町の教育委員長は今回変わります。
新町長と議会がどのような人物を教育委員長を決めるか町民の皆様もしっかりと注文していただきたいです。すごく大事ですよ!
福井県池田町立池田中二年の男子生徒=当時(14)=が担任らの強い叱責(しっせき)で自殺した問題で、生徒の母親が二十日、保護者や学校関係者に向けて書いた手記を明らかにした。「担任が違ったら息子は今も元気に学校に通っていたと思うと、どうしようもなくつらく、悲しく、涙があふれてきます」と悲痛な思いがつづられている。
全十一枚の手記は今月十五日、町の調査委員会がまとめた報告書の公表と合わせて開かれた保護者会で、代理人により読み上げられた。
報告書は自殺の原因を「担任や副担任から厳しい指導、叱責を受けた精神的ストレス」と表現したが、「叱責ではなく教員による陰険なイジメだった」と指摘。「息子の人権を侵害するような発言も多くあったと聞いている」と明かした。
(母親手記)報告書についても、遺族の承諾がないまま、はじまりました。教育委員会に、何度となく話を聞きましたが、内容は二転、三転し、調査自体に不安を感じざるを得ない状況でした。議会で報告すると言う教育委員会の話を信じ、調査に協力しましたが、先月の議会で発表されることはなく、裏切られた気持ちが、今回もまた、大きくなった。
教員に対しては「自らが犯した重大な責任に気付かず、いまだに子どもたちを教える立場にいる人たちに怒りと悲しみを感じる」と批判した。
自殺後の学校や教育委員会の対応については「ただ真実が知りたいと思っていたが、不信感と憤りを感じずにはいられなかった」と記した。最後には「報告書により一歩前に進むことができた」と記し、「一人でも多くの方が息子のことを忘れずにいてくれることが私たちの願いです」と呼び掛けた。