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Studio Ibano

インタビュー④ :ルーティンとスランプ

2017.10.22 15:00

Q: 創作に入るにあたって、何かルーティンや決め事はありますか?


いえ、特に意識的に行っている行動はありません。


強いて言うならば、自分の頭の中が全くの白紙状態、固定観念の無い状態にあることを確認するぐらいです。



これはある意味、意図的に自らを不安な気持ちにさせている訳です。常に無から始めるということですから。


そして一番大切なことは、そうやって無から始めて創り上げていく中で、何を発見していくか、ということだと考えています。





Q: スランプに陥った経験は?その時の対処方法があれば教えてください。


今は全くありませんが、かつてはありました。


その昔、「絵は自分で創るものだ」と考えていたのですが、その意識でずっとやっていると、当然自分の中から出て来なくなることがあるわけです。



そしてあるタイミングで、気が付いたんです、「絵は自然と湧き上がってくるもの・出来上がっていくもの」だと。


これ以降、スランプというような状態は全くありません。


もちろん、その状態を維持するためには、いつも新鮮な気持ちでいることが大切だと感じています。



音楽を聴いたり、散歩をしたり、自然の中に身を置いたり。こういったことを通じて、自分の気持ちを常に自由にしておく、ということが大切だと思います。



インタビュー⑤に続く



Produced & translated by

3e-Tokyo Project