【レース展望】菊花賞
近年の菊花賞はスピードが求められスタミナ血統があまり生きないことが多かったが、今年は特殊な不良馬場での開催となった。スピードの要求値はかなり下がり、スタミナを非常に要するレースになりそうだ。そのため近走成績をあまり重視せず、一昔前のスタミナが求められる菊花賞をベースに考えたい。
また今年の函館記念と似たような状態をイメージしており、馬場が非常に重くなればスムーズにレースできれば外枠でも問題ない。むしろ外差し馬場な印象もあり、オッズが歪むのであれば逆に狙う手も。
本命はダンビュライト。
祖母キャサリンパーは底力とスタミナを強く伝えるため長距離戦や荒れ馬場を得意とする。アロンダイト・リアファル・マリアライト・ラブラドライトはまさにその得意条件で開花した馬達だ。しかも、成績的に格下と思われている状況から一変している。
また、ルーラーシップ産駒も距離延長を得意とし距離が延びる方が成績が良い。トニービンの血を持っており、キレ味勝負では分が悪い馬が多いだけに芝3000mは悪いはずがない。
前走は菊花賞に出走するためにメイチ仕上げとされていたが、あれだけ叩かれても馬体重+16kgと多少急仕上げ感があったかと推測する。レース内容もかなり強気に動き最後は瞬発力負けして4着ではあったが、先行馬に苦しい阪神芝2400では仕方がないところ。同じような競馬をすれば勝ち負けになりそうで今回に繋がる競馬ができたと判断したい。
対抗はクリンチャー、単穴にサトノクロニクル。
菊花賞で好走するスタミナ血統はロベルト、トニービンの血になり、その血を持つ馬を素直に評価したい。2頭ともに先行できるしスパッと切れないタイプで道悪馬場の方が良さそう。
◎ダンビュライト
○クリンチャー
▲サトノクロニクル
注キセキ
△トリコロールブルー
△マイネルヴンシュ
△ウインガナドル
△ベストアプローチ
△マイスタイル
【買い目】
単勝◎
馬連◎ー○▲注△
3連複◎ー○▲注ー○▲注△
3連単◎⇔○▲注⇒○▲注△