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Site Hiroyuki Tateyama

NEO-SHIBUYA 002

2017.10.21 20:00

渋谷は、我が青春の舞台となった街です。 

上京してすぐ、東京は寒いからと、ダウンジャケットを買いました。西武百貨店でした。 

初めての蜷川幸雄さんの作品は、PARCO劇場での『黒いチューリップ』(1983年)。奈落に設えた池から、俳優が次々と登場して驚かされました。脚本の唐十郎さんも、びしょ濡れで出てきました。

名曲喫茶らんぶる(現109MEN’Sの場所)の、白いコーヒーカップも懐かしいところ。ぷかぷかタバコをふかして、思索にふけるふりをしたものです。

映画もよく観ました。ベルナルド・ベルトルッチ監督の『ラスト・エンペラー』(1988年公開)の初日に並んだのは、東急文化会館内の渋谷パンテオン。『バグダッド・カフェ』は、1986年開館のシネマライズでした。『ラ・パロマ』が印象深いユーロスペースにも足繁く通ったものです。

今のマークシティーの入り口付近には、井の頭線の改札に登る階段があり、その脇に不二家がありました。クリスマスには、ペコちゃんが、サンタの格好をさせられていました。

『世にも奇妙な物語』の収録は、渋谷ビデオスタジオ。主演は、明石家さんまさん。

ガード下の屋台でもよく飲みましたが、里心がついてからは、さつまやという鹿児島の先輩が営む居酒屋がアジトになりました。

夢の中のように輪郭は曖昧ですが、沢田研二さんや、萩原健一さんなど、スターが揃ったNHKの楽屋も記憶しています。

世田谷だったり、狛江だったり、中央区だったり、東京では何回か居を移しましたが、東京を離れる時は、渋谷区民でした。