これからの学びを考える「京都ユースフォーラム」
概要
毎年ひとつのテーマを設定し、参加者皆で意見を交換する公開討論の場。学びの森のプロジェクト学習の一環として、生徒たちが企画運営の主体となり開催されます。
関わる人、団体
学びの森フリースクール、京都ユースサービス協会、立命館大学、京都府教育委員会、京都市教育委員会、京都府青少年課
目的
不登校経験を持った生徒たちが、自分たちのメッセージを社会にむけて発信し議論の場を構成する。
実現までのプロセス
若者支援を考える学びの場「なんたんラウンドテーブル」に参加するようになった学びの森の生徒たちが、「不登校は問題なのか?」という自分たちの問いを社会に投げかけようと、「公開ラウンドテーブル」として2015年に第1回を開催。「不登校・ひきこもりを考える京都フォーラム」(第2回・第3回)を経て、不登校・ひきこもりといった枠にとらわれず多様な学びについて考えたいと、2018年、第4回を「京都ユースフォーラム」として開催するに至りました。学びの森のプロジェクト学習の一環として、生徒たちは日々の学習時間の中で会議を重ね、テーマ設定やプログラムの決定といった企画、そして広報活動に取り組みます。会議の中で役割分担を決め、司会やプレス対応といった当日の運営も彼らが行います。
成果
世間一般に存在する「不登校」へのネガティブなイメージを組み替える機会、そこから多様な「学び」を考える機会を社会に提供してきました。学びの森の生徒にとっても、自身が持つ不登校経験やそのイメージを捉え直し、社会へ問題提起する強さを得る学びの機会となっています。
実施
2015年以降、毎年3月に京都市内の会場にて実施。不登校経験を持った生徒たちから様々な主張を発信しています。
第1回「学校行かない問題、学校へ行き続ける問題①」(2015.3)
第2回「学校行かない問題、学校へ行き続ける問題②」(2016.3)
第3回「不登校から多様な学びへ」(2017.3)
第4回「私の学び、みんなの学び」(2018.3)
メディア掲載
第1回(2015年)
朝日新聞「学校とは…学ぶとは… 不登校生ら参加 円卓会議」(2015年3月9日)
京都新聞「不登校 生徒ら語り合う『つらいと思わない』」(2015年3月12日)
第2回(2016年)
京都新聞「亀岡のフリースクール生徒企画 不登校 広く意見交換を」(2016年2月18日)
京都新聞「不登校『学校』以外の選択肢を 中京でフォーラム 経験者、保護者が思い」(2016年3月6日)
毎日新聞「不登校を考える 中京 経験者ら60人参加」(2016年3月9日)
第3回(2017年)
京都新聞「多様な学びの場考えて 亀岡のフリースクール 京で来月フォーラム 不登校など生徒と参加者議論」(2017年2月17日)
京都新聞「不登校の子 教育どう保障 『多様な学び』が力に」(2017年3月6日)
第4回(2018年)
京都新聞「学びの意義 考えよう 亀岡のフリースクール生徒企画 4日、下京でフォーラム 不登校巡り 社会に一石」(2018年3月2日)
外部リンク
学びの森フリースクールブログ「京都ユースフォーラム2018『私の学び、みんなの学び』」(2018.03.16)