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WUNDERKAMMER

デジャヴ

2017.10.25 08:50

確か俺が20歳前後の頃、大学の夏休み利用して、ばあちゃんちいった時の事。

夏休み期間中だったんで、俺のほかにも親戚とかもばあちゃんち集まった。


暇だったので、2,3歳の従弟と縁側で遊んでいた。

すると、「あ、この光景前にみたぞ」という感覚がきた。

なんかその時は普通のデジャヴと違い、少し長い間時間そういう感覚があって、

「次にこの子はボールで遊びだすぞ」「ほら遊んだ!」ってぐあいで、

なんか次が予測できておもしろかった。

そして、「次ボールにつまずいて転んで泣くんだよな!」って思って、子供を見てたら、


「それあんまりやってると死ぬよ」


と、その子供が突然しゃべった。


ちっちゃい子供なんで、「○○くん、おそとポンしる!」といったまだまだ拙い言葉しか喋れない。なのにその時は大人みたいに流暢にしゃべってた。

それと同時にデジャヴ?が消えた。

驚いた俺は「もういっかい言ってごらん?」と子供に聞いてみるも

ボールいじりながら「ぼーるぽん!ぼーるぽん!」とか、そんな言葉しかしゃべらなかった。


とりあえずその時は、子供が言ったセリフの内容よりも、急に流暢にしゃべった事にあせってたのか、

すぐにその子のお姉ちゃんの所に行き、「○○くん、もう結構しゃべるんだな!」って報告しにいった。

いとこは、「もうすこしで3語ぐらい喋れるようになるよ」ってそんな感じに返されて、

やっぱり日常的に流暢にしゃべれる子供じゃないのか、って分かったとたん、なんかすごい怖くなって、

しかもその内容も思い出して、なんかドン引きだった。


何でか当時、この事を誰にも言っちゃいけない気がして、

ばあちゃんいも、いとこにも、他の親戚にも言わないまま、数日してばあちゃんちから帰った。

あれから、いとこの子供もだいぶ大きくなってるはずだけど、

大学卒業してから親戚とは疎遠なんで、今現在どんな子になってるか詳しくしらないんだけどね。

なんだったのかなーって感じの体験談です。