2014年5月一泊三日弾丸台南旅行 ⑧塩山へGO!
台南の西側の海岸エリアにある台江国家公園は、2009年に台湾で八番目の国家公園となった比較的新しい国家公園。有名な塩山や、マングローブの緑のトンネルなど、素敵な場所が多く、写真を見ては「いつか行ってみたい」と思っていた。
しかし、過去の台南旅行において、台南市街地中心部から離れたこのエリアは、交通に時間がかかって少し不便なのもあり、ずっと行けずにいたままになっていたのだが、今回の旅で、連れの同意も得られ、念願かなって初めて足を踏み入れることができることになったのだった。ありがとう、友よ!
朝一番のサバヒー粥と市場見学のミッションを終了した私たちは、まずは終点の「七股鹽山」を目指し、西門市場ちかくのバス停「水仙宮」から、台湾好行バス99台江線の朝一番の9時過ぎのバスに乗車した。
地図を片手にバスに乗り込み、今はどの辺を走っているのか、風景を楽しみながらバスに揺られていたのだが、とあるところで奇妙な違和感を感じた。私たちの乗っているバスが、明らかにバスの本来のルートから外れて、良く分からない小さな道に進入していっているではないか!?
(下の写真は正しい道)
台湾好行はだいたい大きめの通りを道なりに進むはずで、バス停もないのにこんな良く分からないわき道に入るなんてオカシイ。なんなんだ??
そのうち、バスがバス停でもないところでおもむろに停車したかとおもうと、運転手が思ってもいない行動に出た。
なんと、昼食を購入したのだ。
運転手の背中越しの窓ガラスのところにおいてある袋がご確認いただけるかとおもうが、これが彼が購入した食事である。
元の道に戻るまで、この間約10分。こんなこと、日本じゃありえない。台湾、どんだけ自由…自由すぎる…!!と、私も友人も目が点になってしまった。
しかし、まわりの台湾人観光客のみなさんは、別段気にした様子もないのが、また不思議だった。みなさん、おおらかというか、なんというか…。
こういうゆるさが気になる私は、まだまだ真面目なジャパニーズなのかしらん。と思ったり。いやいや、でも、やっぱりよくないだろう!と思ったり。(観光局に投書でもしようかとも思ったが、その後めんどくさくなって結局なにもしなかった。)
そんなこんなでハプニングに遭遇しつつも、バスは無事に塩山に到着。
私たちは早速、塩山の見学にむかったのだった。
その⑨につづく~