Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

実ある教育を語る会

第55回 研究会(2022.1.14)

2022.01.17 12:48

 2022年、今年最初の研究会を行った。

 今回は『若手5年次までにやっておいたら良いこと、自分がやってきたこと』をテーマに考えを深めた。

 私自身、教師となり3年目であり、先輩方からいろいろな示唆をいただけるとてもありがたい会となった。

 まずは、「亀ヶ谷先生」「松井先生」に、今までやってきたことや、意識してきたことについて話をお聞きした。

・なぜ、自分がこのポジションにいるのか、職員室内での自分の立ち位置を意識するようになってきた。

・年次が下の子も意識するようになってきた。今までは教えてもらう立場から、少しずつ教えてあげる側に立場も変わってきている。

・自分がしたいことと周りの先生の考えとの折り合いを意識するようになってきた。

・周りの様子を観察する余裕がなかったからこそ、自分の持ち味を生かすために何かできることはないかと考えて行動した。

・一つの教科に絞って突き詰めて何かやってみて、自分の強みを作ろうと思っていた。

 初任から、何も分からない状態での教師生活に戸惑いを感じながらも、周りの先生方の真似をしたり、自分の得意なことを生かし、

教師としてのスキルアップのために自分から進んで取り組んできていることが分かった。


 次に「石垣先生」に5年次までの経験をお聞きした。

・初任の時に個性的な先輩方に出会い、その先輩方が何度も口にしていたのが『好きにしられ』であり、それぞれの個性をもちつつ、

それぞれの色で学級経営しても大丈夫なのだと気付かされた。

・自分のしたいことを押し通すとぶつかることもあるけれど、隣のクラスと違っているのも子供達からしたら楽しいのではないか。

 面白い先輩にくっついていけばいいのではないかと思っていた。

 初任校での出会いにとても影響を受けた経験があり、その時の経験が今の自分にとってとても大きな財産になっている。


 ここまでで、初任校での出会いが重要なのではないかという話になり、「出会い」に焦点を当てることになった。


    若手教員の2人に話を聞いてみると、

「近藤先生」にとって、よく声をかけてくれたのは、石垣先生であり、いろいろなことを教えてもらったとのことであった。

    自分(荒木)は職場に年の近い同僚や先輩が数名おり、よく声をかけてくださったり、多くのことを教えてもらったりしている。

    両者とも、働きやすさは感じたが、教師としてのスタイルに影響があったかと言われればそうではないという感じであった。

    また、5年次の先生方には憧れる先生方がおり、その先生のようになりたいと感じていた。




 次に、ベテランの先生方の話を聞いた。

「村田先生」

・初任で出会った指導教官は、32歳の女性教諭、めちゃめちゃ厳しい。その学校の中で一番恐ろしいけれど、子供をグッとひきつける力があった。

・自分の力の無さに劣等感を感じていた。隣のクラスだったらもっといい先生だったのになど、子供達は感じていると思っていた。

・子供に申し訳ないと感じ、たくさんの本を読んだり、研究会に参加したりしていた。

・自分に力がないから、とりあえずレベルアップしなければいけないと思い、たくさんのことを試してみた。

 当時の教育で流行っていたことや、自分で考えたことをとりあえずやり、◯年◯組ではなく、村田学級を作ろうと奔走していた。


「宮腰先生」

・目の前のことに必死で、カリスマ性のある先生には出会えなかった。

・自分が一番だと思っていたから、誰かを真似したいと思える人との出会いはなかった。

・教員としてのスタンスを探していた。宿題1つの出し方も模索して色々試していた。

・5年目までは、1人も寝ないような授業が面白いと思っていた。しかし5〜10年目の時には少しずつその考え方も変わり、ためになる授業とは一体何なのかを考えるようになった。


「氷見先生」

・自分のスタンスを探していたような時期。

・昔は、自分の感情を剥き出しに見せていた。感情を見せてでも、子供を引っ張っていきたかった。

・何もわからなかったから、こっそりとベテラン教諭の真似をして、技を盗もうとしていた。初任校には多くの個性的な先生がおり、何か盗めるものはないかと洗い出してみたこともあった。


 最後に、

 同じ職場にいる人には何かしらの影響を受けているのではないかという話になった。

 若手としては、全てを真似するわけではないが、自分が困ったときにすぐ聞くことができたり、授業を見せてもらうだけでも学べたりすることはたくさんある。

 中堅の先生としては、自分のしてみたいことが出てきた時に、周りと合わせなければいけないかなと感じつつも、協力してくれる時の頼もしさ。

 など、学校で、自分の立場が変わってくる中で、少しずつ教諭としてのスタンスも現れてくるのではないかという話になった。


 今回のまとめとして、自分は以下のようなことを思った。

 正直、今は「こんな教師になりたい」という強い気持ちは少ない。しかし、まだ若く、これからの自分はどのようにでもなると思い、いろいろな先生と関わりながら、自分を見つめ直し、さまざまなことを吸収しながら、子供たちにとって少しでも「いいな」と思ってもらえるような教師を目指していきたい思う。


                                                   荒木 弥