魅力あふれる茨城を巡って
AGRI GIRL meets IBARAKIに参加させていただきました。
2日間で茨城県のたくさんの農家さんのお話を伺うことができました。
1日目
・ナガタフーズさん
ツマや大根おろし、ドレッシングといった大根加工やすいーとぽてと、すいーとまろんなどのお菓子を製造されています。
最初に見せていただいた一カゴ500キロある大根のカゴがずらりと並んだ保管倉庫に驚きました。皮は機械を使って豚の餌にして無駄なく生産されていました。すいーとまろんは笠間市が栗の生産が盛んであることから発案されこの土地ならではの商品だと感じました。
・戸田さん
陶芸家の戸田さんの素敵な作品とお話を伺いました。実際に作品を焼く窯を見せていただき、さらに中に入らせていただきました。中は広くてなんとこうもりが潜んでいました!
お話の後は笠間の農家さん方とバーベキューをしました。戸田さんのお宅にはピザ窯もあり、ピザ焼き体験もさせていただきました。ご指導のお陰でとてもおいしいフルーツピザを焼くことができました。
・奥久慈しゃも生産組合さん
雨で鶏舎の見学は出来ませんでしたが、しゃもについてのお話をたくさん伺いました。
しゃもは育てるための手間が多くかかる分、繊維が緻密でとてもジューシーになります。
茨城県内では鶏肉の消費量があまり多くないですが、学校給食で年二回しゃもを提供して広める活動を行なっているそうです。
実際に夕食でしゃも鍋を頂いたのですが、食感が良くおいしかったです!
2日目
・藤田りんご農園さん
30種類以上の品種を栽培しており、ちょうどたくさんのりんごが身を結んでいました。
藤田りんご園さんはりんごの栽培だけでなく、アップルパイやアップルジュースといった商品の生産もされています。
お話を伺いながらりんごを一人一つ剥かせていただきました。いくつかの種類のりんごを用意していただき味の食べ比べをすることができました。酸味や甘味がそれぞれ異なり、りんごの品種による違いを感じることができました。
・西金砂そばの郷 そば工房さん
そば工房さんは茨城が全国に誇るブランド品であるのに、茨城に来た観光客たちが食べることができる施設がないということで地元の主婦の方々が立ち上げたお蕎麦やさんだそうです。
こちらでは常陸秋そばのそば打ち体験をさせていただきました。そば打ちは初めてだったのでとてもいい経験になりました。打ったそばを均等な太さの麺に切るのが難しかったです。できたそばを茹でていただき、その場でいただきました。風味がよくおいしかったです。
・ドロップファームさん
アイメック農法というフィルムで栽培する農法でトマトを生産しています。
代表の三浦さんは自分で商品を作って生産者の立場からお客さんに商品への思いを届けたいという思いから農業を始められました。
災害の少ない茨城で農地を探し、電気や水を引くところから農業を始めたそうです。6棟のビニールハウスで24時間管理して栽培しています。
トマトは美容トマトというブランドで商品化し、加工品としてトマトジュースやジャムも生産しています。
トマトの管理だけでなくスタッフのワークライフバランスのための配慮も徹底されていて、「見える化」が進んでいる会社です。
お話を伺った三浦さんは目標に向かって前向きに進んでいらっしゃている方なんだと思いました。
二日間という短い期間でしたが、こんなにもたくさんの経験をさせていただきました。こんなに充実した時間を過ごすことができてとても嬉しかったです。茨城の農業と人の素晴らしさを感じることができました。
農産物一つ一つに込められている思いにもっと目を向けようと思いました。