いただきます
2017.10.27 21:02
食前に祈るように軽く両手の手のひらを
合わせて『いただきます』と言います。
『いただく』とは、『大切なものを頭の上
に捧げてもつ』という意味があるそうです。
そのことは、穢れを防ぎ、感謝の気持ちを
表すそうです。
また、稲作農耕民族の日本人にとって、
山のてっぺんは、穀物の神である『山の神』
が宿る神聖場所です。
御飯を盛りつけるときも、お茶碗に山盛り
にします。これは『山』を作って、その
神聖な恵みを『いただく』ということだ
そうです。
なので、『いただきます』という言葉
そのものが、稲作の神様に対して祈ってる
ことになるそうです。そして、頂きの形の
御飯を食べることで、山の神の力が体の中に
入り、生命力わ強くして、エネルギーを
与えてくれると考えたようです。
さらに、米や野菜を作ってくれた農家の
人々に対する感謝、食料を遠くから運んで
くれた人たち、料理をしてくれた人たちへの
感謝、そして、魚、牛、豚などの命そのもの
をいただくという深い感謝の意味も含まれて
いると思います。
あらためて、『合掌、いただきます』