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2周目以降のために(ネタバレ注意)

2017.11.17 09:00

『棄てられし者の幻想庭園』

ご覧いただいたお客様、誠にありがとうございました。

 

おかげ様で初回の幕が上がり、残りのステージを戦い抜くための勢いが付いたのではないかなぁと思っています(頑張るのは役者と他のスタッフなのですけれどw)

 

 

 

だがしかし!

ご覧になったお客様の中にはこんなふうに思ったお客様もいる筈でしょう。

 

 

 

 

 

 

 

……結局、あれはどういう事だったんだ?

 

 

 

 

 

公式にも当たり前のように「何周も見て欲しい!」と言っていたように、今回の作品は1回ドドドっと見ただけでは全てが分かりにくいように作られています(それは舞台作品としてどうなのかという意見もありますが)。

しかも本編以外の関係無い所でも役者が存分に遊んでいたり、思わせぶりに出しておきながら特にその後活躍しない物があったり、そもそも名前だけしか出て来ない観客の皆様のご想像にお任せする要素があったりと、メインに焦点が当たっている所だけではこの作品の面白さの全てをお伝え出来ない!!

 

と、思ってしまったのもあり。

ならば、既に2周目を決めて頂いているお客様のためにも、どうしようかと考えている方に見ていただくためにも、2周目以降を存分にお楽しみいただくためにこちらから補完できる要素をピックアップしてお伝えしてしまおうという、おいおいだったら最初から本編に入れろよというツッコミが来そうな事をやり始めます!(笑)

 

一応、一度見て頂いた方向けのお話なのでここからはネタバレ前提で進行して行きます。

まだ見てないけど初めから全力で分析したいぜ!というチャレンジャーなお客様は、自己責任でお進みくださいませw

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まず初めに、ヒロイン・アカネについての解説から。

 

やはり一番難しいのは、スキル『精霊の盾』と『闇の業』に関してでしょう。

『精霊の盾』は「あらゆる攻撃を弾き返す不可視のオーラを纏う」、という事で。普通にかつ極端に考えると、本来誰も触れることが出来ないんじゃないの?となりそうですが、そこはどっこい。

攻撃の判断基準は、「味方ではない」人からの「接触」とアカネの脳が自意識下で判定した事、が基本になります。

なので、まだギルドに馴染んでおらず能力に関しても不明で不安だった最初の内は、イノリに触れられることを恐れてしまったので弾き返してしまったし、ソナタに関しては色々知った後で自分も正式にギルド入りした自覚を得て、なおかつギルドのメンバーでありスキルの説明もされた事により無意識に警戒が解けたために触れられても戯れと判断して発動しなかった。という事ですね。ああ実に都合の良い話です。

ちなみに、寝ていたり意識を失った後に関しては、その時の環境により発動の度合いが異なる仕様です。

コヨミと寝ていた時は屋外ですが最初から抱き締められていたので、寝ていても触れられているものが敵ではないと感じられるため発動しませんでした(多分一度でも離れると危険かもしれません)。また冒頭では、まだ能力に目覚めていません(シルバの言った能力覚醒の話はブラフです)。

 

そして『闇の業』覚醒後では、『精霊の盾』を使ってアカネは攻撃をします。

シルバがぼそっと言う「防御を攻撃に使う」とは、「絶対防御」≒「絶対攻撃力」という「矛盾」の言葉の成り立ちに基づく理屈で、「全てを弾くオーラは、全てを壊すオーラにもなる」という事を端的に述べたものです。なのでアカネは『精霊の盾』を『闇の業』の破壊思考の基で「触れた物の細胞を破壊・融解させるオーラを纏う」と解釈して使ったわけです。何事も捉え方次第です。

「ハンター×ハンター」の念能力の『纏』と『錬』と思うのが一番分かり易いですね。『闇の業』に覚醒した事で、『精霊の盾』の強弱もある程度コントロール出来るようになっています。

ただし、『闇の業』はスキルではないので『精霊の盾』の能力そのものは変えられていません。味方と思ってしまったら発動しなくなってしまいます。ギルドで戯れておいて良かったね、と最後になるという話です。

 

ちなみに。アカネさんのご家庭は本当に一見普通の母子家庭です。

金銭的にも不便は無く(ただし過度に裕福にはならないように調整されています)、市営アパートに二人暮らしです。

アカネ自身は元は明るめな性格で、『闇の業』が無ければ恐らくギルドでも早々に馴染めた筈です。

ただ、母親が事件のせいで多少ビビりになってしまったせいもあり、割と世間知らずで甘やかされている傾向があります。20歳の割に子供っぽいのはその辺の影響です。

 

 

 

では、一番面倒な物の解説も済んだので、シーンごとの見どころもピックアップして行きましょう。

合わせて、シーンごとの日時の解説もして行きます。意外と分かりにくいと思うので。

 

<OP・回想シーン>本編より7年前の10月頃

シルバとハヤト以外は、皆神様です。周りの神様は人間の事故なんかに見向きもしませんが、奥から現れる神様だけが興味を持って気紛れで助けてくれます。

この神様は最後に出てくる神様ですが、特定の姿を持ちません。多くの人と話すときは実体化するのが疲れるので誰かの体を借りたりします。

 

<1章・ギルド地下>6月6日金曜日、6時6分前後

実は6が4つも揃ったタイミングです。本当は3つが望ましいのでギルドは毎月6日6時6分に願いの扉を解放しています。

ここの見どころはやはり、エア壁ドンです(笑)

まさかの女子を使って女子を壁ドンするという新たな文化を作ったマスターはとんでもない男です。この時のイノリさんの微妙な顔に注目です(笑顔ですけど)。

 

<2章・ギルドリビング>6月7日土曜日、日中

ひたすらトレーニングするシグレ君に注目してみて下さい。彼はとことん地味にいい仕事をしています(笑)

そして、イノリさんにも注目です。彼女もいい性格していますw

 

<3章・天命教本部大ホール>6月7日土曜日、午後

イシキさん唯一にして最大の見せ場です。全部持って行きます。動きも顔も素晴らしいですw

が、そんな中で、ダイジェストの際の写真に写る皆さんには注目です。5人5様の顔をしています。

 

<4章・ギルドリビング>6月8日日曜日、午前

(座組内呼称)店長こと、ぬいぐるみが大活躍します。2章でもそれなりの存在感でしたが、ここでは大活躍です。普段は表のカフェでマスコットをしているのですが、よくマスターが枕にします。

ソナタにこき使われるイノリとフタバは、地味にソナタとハヤトの戦闘中格ゲーをしています。どっちがどっちを操作しているんでしょうかw

ハヤトとアカネのボケ合戦は、恐らく毎回違います。やってる本人たちが一番冷や冷やもんでしょうかね(笑)

シルバと戦っている時のハヤトは、それとは違って活き活きとしています。実はあそこは書庫なので本来は大迷惑なのですが、お互いの戯れのルールで「一撃入れたら終わり」という風に決めているのでいつもそこまでの被害にはならないようです。

 

<5章・街中>6月8日日曜日、午後~夕方

舞台下手にある謎のオブジェは、本当に用途が謎のオブジェです。大きな公園とかにたまにある、どう遊んでいいのか分からない神秘芸術です。きっと自由に組み替えて遊ぶための知育遊具なのではないでしょうか(笑)

ちなみにソナタ達とアカネ達のいる場所は似て非なる公園です。ここの市役所は同じような物ばかり作って、公園の価値を何だと思っているのでしょう。

そして、帰る時のシグレのノリツッコミもここは毎回違うようです。それに対する返しにも注目しましょう。滑ったらきっとソナタさんが困った顔をしますw

 

<6章・ギルド内各所>6月12日木曜日、日中

信託の間は、冒頭でアカネが来た所です。元々は円卓の間と言う名前だったのですが変わりました(メンバーの座り方に多少名残があります)。

 

<7章・廊下~信託の間>6月12日木曜日、深夜~13日金曜日早朝

とにかく、アカネ戦での戦っていないメンバーの挙動に注目です。

特に、アカネVSミコトの際は、周りが大変なことになっていますw

そして、神様(トーコさん)の羽は、決して凝視してはいけません(笑)

 

<ED・ギルドリビング>6月14日土曜日、午前

最後の最後、全員のツッコミの仕方にマスターへの信頼度と言うか、それぞれの性格が出ますw

 

 

 

 

大分ざっくりでしたが、舞台版の解説はこんな所だと思われます。

 

これ以上は本当に裏設定がバンバン関係して来てしまうので、公式サイトで少しずつ刊行予定のノベライズ版で明らかになる、かもしれません。そちらでは舞台版では語られなかったエピソードも出て来ます。

でも、舞台版でしか存在しない設定もあったりしますので、ノベライズだけ見ればいーじゃん!とはなりませんからご安心をw

 

 

強くてコンティニューの皆様に、この記事が少しでも強さの足しになればと思います。

 

 

 

 

 

 

あ、一番大事な事ですが。

 

半券を忘れるとリピート割が効きませんのでご注意を(忘れてもどーにかなるかもしれませんが、あった方がみんな幸せです)。