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消えた実家

2017.10.28 21:00

何歳から住んだのか・・・記憶にない 


4帖半の自室 

映画のポスターは30年以上前のもの 

ブラウン管TVの下にはカセットテープケース 

角張った扇風機が時代を感じさせる


つくったのは中学時代だったろうか

今では・・・

「少年は老いてオジさんになり、なんら成し得ることなく愕然とする」

「一寸の光陰、軽んじてなすすべなし」

落ち込んだ時何度も何度も復唱した・・・

「元気を出そう。勇気を出そう。」


こんな思い出が沢山詰まった実家が・・・




・・・無くなった

今年白寿を迎えた祖母が建てた家だが 

借地なのともう誰も住めないことから決断したもの


もう何年も宮城・仙台の施設で暮らす祖母だが 

家解体と時を同じくして癌の疑いで入院  

実家と祖母は一体だったのかと思わせる驚きのタイミング

一瞬解体が仇となったのかと思ったほど!

余命宣告されるかもしれないが

来年2月の満100歳まで・・・と願うばかり


11/1の東京出張ついでに仙台に移動し 

自分の寿命を少し寄付してこよう


By Mr.Ojisan