Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

テレビ関連の仕事はなくなり、地方の「食」の仕事をする人たち

2017.10.29 01:48

仕事柄いろんな人と出逢う。

その人の経歴を聞くと面白い人がいる。当然僕は経験していないので関心があるといろいろ聞きます。そんな事を聞いているとその人の個性が少し見えたりする。

ソーシャルメディアサラリーマンのイッシーです。


九州出張で出会った人で2人の人が「元テレビ関連の制作会社」の人だった。

1人はテレビCMの制作、もう一人は番組の制作だ。

1人は父親が他界し、父が経営していた会社に入った方。

もう一人は、仕事がどんどんなくなっていき妻の実家の九州で仕事を見つけた方。

2人の共通は、この業界は仕事がどんどんなくなって言っている。と・・・


      鹿児島で食べた「さつま揚げ」



NHK放送文化研究所が5年ごとに実施している「日本人とテレビ2015」調査で、1日当たりのテレビの視聴時間(ビデオやDVD再生除く)がゼロか30分~2時間の人が5年前と比べそれぞれ増加し、30分~2時間の短時間視聴は4割を占めた。

激変まではいっていないが、これまでメディアでの主であったテレビもだんだん見る機会が少なくなっている。この記事にも書かれているのだがインターネット動画のが面白いという意見も聞くようになった。

公共性がある地上波のテレビはちょっとしたことで叩かれる時代になった。それによりテレビはどんどんつまらなくなり、見る人が減り、収入減であるCM料も減り、番組制作の予算も減る。。。


じゃあ、インターネットテレビは?というと「見たくなければ、見なければいい」という感じで番組を作っているところが多いので結構面白いと聞く。昔の地上波のテレビ(特に深夜番組)はそういう感じで面白かった。


いたってシンプルだ。

地上派のテレビ番組が面白くなければ、違う面白いモノに時間を使うだけ。

それが、インターネット動画か、SNSか、スマホゲームか・・・


「僕は父が亡くなったので戻って来ましたが、タイミングがよかったですね。同僚はそこだけでは生活できず他でも仕事をしています。。。」

と言う。


クオリティの違いはあるが、今の時代は素人でも動画が簡単に制作でき、SNSで無料だったり、すごく低価格で広告が出せる時代なのだ。


「自分で広告を作ってSNSで発信すればいいじゃないですか。」と僕が言うとあれやこれやで盛り上がった。


一方、もう一人の方は すでに自社の商品をブランディングしている。

6次産業をしていて高級路線の商品にするためにブランディングだ。

1次産業の商売は苦労しているわりにはなかなか儲けが薄い。だから自分たちで売る事が出来るといいのだといつも思う。


メディア関係だけでなく、これからいろんな業種もAIなどの技術の進歩によって仕事が変化していくだろう。


三越伊勢丹百貨店の早期退職金の高額上乗せやみずほ銀行はIT活用による業務改善で19,000人程度の人員削減を発表した。

「景気がいい?」と言われているのにこんなニュースがあるのだ。


さて、この環境の変化をどう対応していくのか?

今のうちにこの先を見据えて行動していかないとね。

そんな事を思った出張でした。