生徒さんの心
2017.10.27 05:28
私は滋慶おもてなし&ブライダル・観光専門学校の茶道を授業を担当させていただいております。
最近はご自宅に和室がない方も多いですし、足もしびれますので授業は大変かもしれません。
ただ茶道を学ぶと人への気遣いや優しさを学ぶことができると思っていますのでそれが社会にでるととても役に立ちます。私も会社員として働いていましたのでとても役に立ったと思うことがたくさんありました。
人への優しさや気遣いを伝えるひとつとして、授業では比較的始めの段階から、
誰かのために気持ちを込めてお茶を点てることを毎回、行っています。
そうすると、生徒のみなさんは、とても気持ちを込めて点ててくださるのです。
「お抹茶、濃くても飲める?」
「◯◯のために私が美味しく点てるわ。」
「どうしよ、あんまり美味しく点てられなかった。」
「めちゃくちゃ美味しかったよ。」
と同じクラスの生徒さん同士お互いがお互いを思いあって気持ちを込めてくださるのです。
お抹茶は無になって点てるといいますが、やはりそこまでに達するには相当の鍛錬が必要なのだろうと感じます。
始めにお茶を点てることは、お相手のことを思って気持ちを込めることが大事だと感じています。