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髙橋ファーム

コシヒカリのルーツ

2017.11.04 04:12

以前、東北地方では、冷夏になれば、不作

や凶作になりました。稲作はいまよりも

大変でした。なぜなら、イネが寒さに弱い

からです。早く収穫できない品種は、

東北地方でのコメ作りは困難でした。


こういう状況をすくおうと稲塚権次郎と

いう方が、寒さに強いコメの貧弱を育種

しました。それが『陸羽百三十二号』です。

これがいっきに広まったそうです。


とくに宮沢賢治が東北地方を豊かにしたい

という思いで、この『陸羽百三十二号』の

普及に力を尽くしたそうです。


稲塚氏の試みは後輩に引き継がれ、『水稲農林一号』という品種が完成しました。これも

寒さに強く、今度は全国的に普及していき、

米の生産量、自給率も増えていったそう

です。


そして、この『水稲農林一号』が品種交配の親として使ったのが、『コシヒカリ』です。

ちなみに、コシヒカリは水稲農林百号だそうです。コメの品種はデビューするまでは、

数字で呼ばれていて、市場に流通する時に

初めて品種名がつくそうです