『21世紀“未来の街角”で』:司馬遼太郎展
2017.10.29 03:30
没後20年、司馬遼太郎展『21世紀“未来の街角”で』を観たくて台風の中、姫路文学館まで足を伸ばした。
東大阪の司馬遼太郎記念館には2度ほど行っている。素晴らしい博物館。
姫路文学館も上品な素晴らしい文学館だった。
戦国期、幕末明治期、21世紀と3つの街角に分かれて、司馬作品を展示。
展示してある司馬作品の一節一節に、想いをはせる。まだまだ読んでないものも多い。
司馬さんの年表を見てて、47歳の僕が産まれた1970年に司馬さん47歳だったんだと気づく。ちょうど『坂の上の雲』や『城塞』を連載していた頃。
47歳の自分がちっぽけに感じる。遼かに遼かに及ばない。
姫路なので、ちょうど舞台の黒田官兵衛の『播磨灘物語』の展示がしてあって、それを見ると官兵衛が如水と名乗るのも47歳の年なのだ。変な偶然だけど。
うーん、これまた自分の不甲斐なさを感じる。
いったい司馬遼太郎は同時に何作品を連載していたんだろう?
年表を見てみると、40歳前後で多い時にはなんと7作品の同時連載をかかえていたみたいだ。それに加えてエッセイも書いてるわけだから、すごい仕事量だ。
47歳の時でも4作品同時連載だった。
少しでも少しでも、自分も近付こうと頑張ろう。