中3県一斉模試に向けて。
先週末に模試を実施しました。
本日はそのやり直しから実施し、過去にやってきた
どんなトレーニングと関連しているかということを
全体で確認し直しました。
今回の模試で、ある座標をtとおき、
もう片方の座標をtを使った文字式で表すという
一次関数の問題があったのですが、
あれだけトレーニングをしていても
出来ていなかったので、生徒にとっても
屈辱の問題となったと言えましょう。
どんなに高得点が取れたとしても、
トレーニングの成果を表現できていない
部分があったとすれば、それは屈辱に他なりません。
理科や社会についても余念がなく、
全体として苦手な傾向がある明治史については、
基本のドリルやウイニングを使ってどんどん
復習を進めていたようですし、理科についても
解き直しをしながら納得を重ね、問題集で改めて
基本的な事柄、語句の意味などの確認を進めていました。
口すっぱく、「言葉の意味の捉え方が雑すぎ」と
言い続けてきたので、ドリルをやる意識も
高くなってきているようです。
「いきなり意味不明な勉強をしたら、
焦点が合わずに自分は何を出来るようになりたくて
今の学習をしているのかが分かりにくくなる。
特に、1・2年の総合的な内容とかいうのは
どこから手をつけていいか分からないだろう。
そういうのは、模試を受けるたびに徹底的に復習して
出題された範囲から完璧にしていくといい。
できなかったことが対象になれば、倒す!と
燃えることだって簡単なんじゃないかな?
模試を受けるたびに完璧にする単元を与えられる気持ちで
これからは進めていくと、焦点がぶれない。
余裕があれば、得意分野を進めること。
その方が時間対効果が高いし、直前期に何を
最後に潰すかという焦点が定まりやすい。
もう一つ大切なことを言っておこう。
勉強をスタートする時には、かならず目次を参照して
どんな位置付けの領域をやっているのか確認をしなさい。
今自分は中学範囲の地図のどこにいて、何をしようと
しているのか、学習前に毎回確認をしなさい。
いいかい、この2日間でやるのは、先週の模試の
範囲を徹底的にやり直すことだけに絞ろう。」
今日の指導後のミーティングで生徒と共有した
学習ターゲットの決め方です。
模試を繰り返す中で、対策がかなり上手に
なってきた中学3年生たち。倒す相手が
明確になってきたということで、
勉強が楽しくなってきたという声もありました。
受験期というのは、勉強が一番楽しく感じられ、
自分自身の変化を最も感じられる時期です。
私立入試までに経験するテストは、
今回の県一斉模試、そして、定期テスト、
実力テスト、11月の月例模試、12月の月例模試、
1月の県一斉模試の5回となり、あとは入試本番となります。
もうそんなに日数も残されていないということも意識し、
自分にとって必要な学習を見失わないように、
そして、君たちの場合は雑になりがちな基礎概念の
精密な理解や計算を中心にして、学習を進めていきましょう。