日本食材が多い!Fair Price Finest
息子の学校のママたちと話をしていると、シティにお住まいの方々は、シンガポールらしい風景に囲まれて生活する良さがある反面、買い物に苦労をしている、という話をよく聞く。
近所にスーパーがなく、電車かバスでクラークキーの明治屋に行くとか。
ウェットマーケットで食材を調達していて、肉屋のおじさんが、手に肉の切れ端が付いたままお会計をするから、肉の切れ端が付いたお札を受け取るとか。
異国に住んでいる情緒溢れるお話に、シンガポールに住んでいるんだなぁ!と思う。
私の生活圏のジュロンイーストは、スーパーだらけで便利だから住むことに決めたから当然なのだけど、引越してきた初日から、日本にいるときに同じ感覚でスーパーで買い物をしていたので、買い物で困った!ということは、まるでありません。
むしろ、スーパーだらけなので、日本にいた時よりも便利。
そして、日本のスーパー、日本食材を扱うスーパーがたくさんあるので、ほとんど日本にいるのと変わらない物が買えます。
ジュロンイースト駅周辺のスーパーと言えば…
WestGateの地下のISETAN。価格は高いけれど、店内のきれいさ、品ぞろえの良さ、日本のデパ地下感覚。
銀座三越でよく寄っていたパン屋Johanもある。
ちなみにISETANには、その日の朝出荷の卵が置いてある。常温棚にあって、S$2.5なのに、茹で卵にするとツルンと殻がむけて本当に新鮮な「Always Fresh」。
これを見つけるまでは、フェアプラのオーガニックコーナーの冷蔵庫からS$3.5のパスチャライズド卵を買っていたけれど、小さいし、茹で卵の殻をむくとボロボロになるので、卵はISETANと決めている。肉も、色が違うので、いつもISETANで購入。
大きいほうがISETANの卵、小さいほうがフェアプラのパスチャライズド卵。いつもこのくらいのサイズ。
シンプルな卵サンドが大好きな息子のために、引越し当初、母ちゃんは卵探しに必死でした。
シンガポールのスーパーで常温で大量に売られている、賞味期限が数か月先の卵は、まだ手を出せていない…。
そして、BIG BOXに入っているのは、日本食材を扱う業務用スーパー。
ここでは、冷凍の讃岐うどん5玉入りがS$4以下で売られている。シンガポールの物価が高いなんて言わせない的な主婦の味方価格(いや、物価高いですけど)。
そのほか、たこ焼き作りに重宝する冷凍タコ、ドレッシング、調味料、お菓子等々、お安く手に入ります。
そして、ジュロンイーストのスーパーと言えば、3店舗もある、Fair Price。
★Jemの地下に入っている 巨大な Fair Price Extra(なんでも揃う大型店。でも広すぎて少し買いたい時にはつらい)
★Jcube横にある Fair Price(一番ローカル色が強く、価格も若干安いものもあるけど、品揃えが良くない)
上記二つは、メジャーなフェアプラ。
でも実は、最後の一店舗
★Jcube地下に入っている Fair Price Finest
この地味に存在するフェアプラが、とても良くて気に入っています。
大型店と駅前店、2つのフェアプラが目立つので、実はこのFair Price Finestに気付いていない人も多いのではないかと思われます。同じコンドの人に聞いてみると、大概知りません。
ここは、フェアプラの中でも、セレクトショップのような存在じゃないかと思うのですが
良いものを、キレイに、見やすく陳列しているので、とても買い物がしやすい。
大型店エクストラで、どどーんと積み上げられた野菜よりも、こっちのほうが買いやすい。
店舗の壁がぐるりとガラス扉付きの冷蔵コーナーになっているのですが、そこにもオーガニック野菜、冷蔵、冷凍食品がきれいに正面を向いて並んでいるので、選びやすい。
そして、冷蔵コーナーに、日本の野菜の棚があります。
ISETANよりも低価格で、空輸してもそれほどびっくりな高値でもないので、葉物野菜で、日本のものが欲しいときはここ。
特にキャベツは、ほかのスーパーでは北京産が多く、なんだか独特の匂いがするので、ここの日本キャベツを買いに行きます。
乾物も、一列、日本の食品コーナーあり。
小さい店舗に、効率よく、良いモノを揃えているので、チビ連れの買い物にちょうどいい。大型店だと、息子探しにかける労力も要るので…。
これだけ日本の食材が手に入るジュロンイースト。
シティに出掛ける際には、電車で30分はかかるので、もうちょっと近いところに住みたいな…とも思うのですが(日本だったら、全然苦にならない距離ですけど)
この便利さは、主婦にとっては、ありがたい街。
スーパー以外にも、無印良品、ユニクロ、ベスト電気、カレーのCoco壱番屋、紀伊國屋書店、東急ハンズ、その他飲食店…日本のお店はいっぱいあるし
Japan Townと言ってもいいくらいの、日本スーパー揃いの街なので、日本人が多く住んでいるのかと思いきや、日本人には滅多に出会いません。たまに日本語が聞こえると、うきうきしちゃうくらい。
ジュロンイースト自体が新しい街なので、これから日本人が増えるのかな。
日本のもの以外にも、ROBINSONS、Marks&Spenser、ミシュラン飲茶のTimHoWan、鼎泰豊、都会で人気のカフェや飲食店の支店、、、とりあえず生活に必要なものは何でも揃っているので、ジュロンイーストで生活が完結してしまうのが、良い点であり、逆にここに引き籠れてしまう欠点でもあります。
どこかで、ジュロンイーストのことを、「西のオーチャード」と呼んでいるのを見たか聞いたかしたことがあるのですが、それは言い過ぎ。
オーチャードにあって、ジュロンイーストにはない、決定的なもの。
それは、洗練。
でも、便利な毎日があって、たまにシティにお出かけするくらいでちょうど良い主婦には、この気軽な街がとても住みやすくて、気に入っています。