皇后杯に向けて
リーグ戦が終わってからこのブログを作ったので、「パルセイロレディース応援ブログ」と書きながらレディースメインの記事を書いていなかった・・・。
11/4(土)には、佐久総合運動公園で皇后杯2回戦、久々のレディースの試合がありますので、この試合に期待したい選手を書いていこうと思います。
今回はこちらのお二人。
きのぴーこと#5木下栞選手と、書いてる途中で昨日になってしまいましたが、11/1が誕生日(おめでとうございます!)の#19藤村茉由選手。
ちょうどホーム最終戦後に撮った写真でお二人並んでいたんですが、この二人の共通点は・・・
「コンバート」
DF登録の木下選手はリーグ戦終盤に来て守備的MFでの起用、FW登録の藤村選手はホームの7/16リーグカップvsベレーザ戦くらいから右SBとしての起用が多くなりました。
先にコンバートされた藤村選手は、たしかSBの練習を始めて1週間くらいでいきなりのベレーザ戦抜擢、ベレーザも容赦なく長野の右サイドを突いてきました。この試合では0-4とやられましたが、以降もSBでのスタメン起用が続く中で守備も長足の進歩を遂げ、17節のノジマ戦では元来の攻撃力を存分に発揮。果敢にオーバーラップを仕掛け何度もドリブルで相手を抜き去っていました。パルセイロレディースがある程度試合の主導権を握れる試合であれば、藤村選手のオーバーラップは大きな武器になるのではないかと思います。長い距離を走っての裏抜けは國澤選手しかやってなかった印象がありますが、藤村選手がサイドを抉る回数が増えれば、パルセイロのチャンスメーカーとなれるはず。
木下選手も、とりわけノジマ戦での内容が良かった。得点には結びつかなかった場面でも、守備から攻撃での切り替えでボールを持った後、すぐにパスを出さずドリブルで持ち上がり、ギリギリまで相手を引き付けてのパスを狙っていました。アウェーvsエルフェン戦での内山選手のサイド勝負と同様に、自分が仕掛けるんだという意思が見えるプレーでした。パスかドリブルかキープかという選択はいつでも時と場合によるかと思いますが、早くパスを出してしまう場合、味方の受ける動きがまだの状態での慌てたパス出しが、うまくいっていなかった時期には多いように見えてました。また守備側にとっては、ボールホルダーが仕掛けてこないと分かれば、パスコースを切ってあとは相手のパスミスと迷いを引き出せれば良いという楽な状態になります。ドリブルも下手をすれば「持ち過ぎ」でパスのタイミングを逸してしまいますが、そのバランスがとれていました。
また、リーグ戦終盤まではCBで出場していた木下選手ですが、CBとしてはある種のクセがあるような気がしてました。ハイボール(特にゴールキック)の落下点の目測が、私が見たホームの試合で、前に行き過ぎるケースが多いように感じました。CBだと失点に直結することもありますが、中盤の底ならそれほどでもない分、相手より前に出る姿勢や競り勝った時のカウンターに繋ぎ易いこともあり、中盤起用の方がより活躍できるのかも・・・。なんて考えながら見てました。
勿論、練習や試合をずっと見ている本田監督はもっと色々な面を考えてコンバートされたんだと思います。私が的外れなことを書いていたらごめんなさい。監督が以前仰られていた「見込みのない選手は私は獲得していない(=今いる選手は全員監督が見込んで長野にいる)」という言葉を信じ、皇后杯も応援し甲斐のあるプレーをチームが見せてくれることを期待しています。