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あいおい庵          

心がお疲れの時には

2017.11.01 22:28

沢の水に浸っていると

体は静寂を感じる。

山霧の中にいると心は満ちていく。

春の花が満開になれば

気持ちは和らいでいく。

秋の紅葉は幕引きのように美しく、

その美しさに帰るのを忘れてしまう。



帰るのを忘れる、とは

家に帰るということよりも

阿字の世界(あちらの世界)に帰ることを忘れる、

ということのように私は感じます。


自然の中にいると

自分が自然の一部であると実感してきます。

この身体が無くなって、

まるで自然の中に溶け込んでいくようです。


そういう時間を過ごすと

心が癒されていきます。


心がお疲れの時には

どうぞ自然の中で

お心を癒されてみてください。




形、山水に静かなり。神(こころ)煙霞に王たり。春の華、錦を織れば之に対って情をやわらげ、秋の葉、帷(とばり)を散ずれば、之を見て帰ることを忘る。


弘法大師空海