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タタッタラ

中川村での建築体験

2017.11.09 19:39

2012年までの東京/近郊生活では、アパートやマンションを賃貸し、更新の度に引越しをしていました。都心において10万ほどの家賃では理想の様な環境の部屋を借りることなどは到底不可能。一軒家に住むなど考えたことすらなかった気がします。きっと20万円くらいの家賃を払うことが出来たら、理想的な物件に巡り会えたのでしょうが、私の場合それではインカムとのバランスが取れません。


中川村に越してきて、住まいに対する捉え方がガラッと変わった気がします。広い、古い、安い!それに加え衝撃的なことはセルフビルド、Do It Yourselfで何でも自分達で作る強者達に出会いました。法嶋さん、タクラマカン、S田さん, etc.床を張り替え、壁を塗り替え、雨どい・煙突の掃除は特別なことでなくお父さんの仕事、ビニールハウスの設置や小屋の屋根張り替えくらいは自分でやっちゃいます。農家のおじさんならバックホー(パワーシャベル)をある程度は操れることが当たり前。駐車場や私道路の舗装だってやっちゃいます。ある程度の大きさの木であれば、ノコギリやチェーンソーで伐ることくらい朝飯前です。


都心の生活では、東急ハンズで木を切ってもらって、棚を作ったりするDIYする友人はたまにいましたが、重機に乗れる友人は居なかった気がします。はて、この違いはなぜでしょうか?環境の違いからでしょうか? まずは、都会では賃貸物件に住んでいる人が多いので、下手に家をいじれません。借りた時と同じ様に返さないといけませんから。そして、トンカチでゴンゴン、電動ドライバ、電動ノコギリをマンション生活で使うなどもってのほか。近所迷惑で訴えられます。無免許で重機に乗れる場所自体を探すことが困難です。電車生活で大量の木材などを移動させること自体が困難です。ということでDIYするよりもお金を払って業者にやってもらう、買うという行為が当たり前になるのでしょう。そして経済が回るのか?!田舎の経済はそれと大きく違います。


木工職人の法嶋さんや、額縁屋のタクラマカンはその道のプロですから、DIYの域を超えているのですけど、「自分で作ればいいじゃん」の一言にのせられて、自分でもやりたいな!と思う様になってきたのでした。S田さんなんて釣りのルアーまで作っちゃう。(どんな市販品より釣れるので買い手がつくほどの品)こんな様子で、中川村での周囲の高いレベルに自分をオーバーラップさせてしまいがちでした。(自分でも出来るかもしれないという想い!)それ自体が間違いだったかもしれません。いや、出来るかも知れません。私のDIY価値観が麻痺している時期でした(≧∇≦)


過去5年分のintagramの投稿から、中川村DIY集を紹介します。


アンビシャスラボ法嶋二郎さんのセフルビルドの家!!そのほとんどが木と土で出来た家。設計から施工まで自らが施した家は住むまでに6年?!かかったそうです。


私の簡易ワラ棚。半年くらいで崩れました。



私の簡易砂場。今では草ボーボーで跡形もありません。



田んぼの入水口。これはなかなかの出来栄えですね!


法嶋さんの工房で切ってもらったブラックウォールナットの端材積み木!面取りは自分でやりました。



こちらは山で伐ってきた木で作った積み木。


根津作。レンガを積んだだけのロケットストーブ!地球に面した丸太椅子。



法嶋さんの工房にて、南信州新野(にいの)杉板で我が家の棚を製作。師匠に教えてもらってます。(ほとんどやってくれちゃいました)


セルフビルド師匠の法嶋家。土壁はまだ中塗り段階ですね。確か、右上の外壁は私が塗らせてもらいました。


木工職人、法嶋さんのロッキングチェアは圧巻!このフォルムに加え、絶妙なバランスで起き上がります。二人ともちっちゃ!



DIYで作り方を棚の教えてもらった(大事なところは二郎さんにやってもらった)棚の完成!これは新居でも使います!!

木の反りについても教えてもらいました。これは対処方法だったか?

ビス穴開け。これくらいは教えてもらったら自分でできます。



法嶋二郎さんの工房。

新野の材木屋さん。ここの杉は赤身がキレイと定評があります。

塗り壁作業中の二郎さんち。幾人もの人が塗りに来たと聞きます。参加した人分のストーリーが広がりますね。

塗り壁の土を調合している脚。



法嶋ご夫婦

中川村アトリエ開放展にて、タクラマカンでの私の写真展示『老人とダリア』を開催。

屋根のポリカは私が貼りました。

ミスターDIY推進のワイマツ工房さんに刻みを体験させて貰いました。

圧縮機でドスドスと。濡らすと効果大です。雨降って地固まるとはこの事。

平らになって、達成感あり!

つく石

やっとボーリングが出来るほど平らになった。

墨糸が張られて正確さがでる。

まだまだ続く

手作業で土堀は続く。

重機が入れないので、手作業!

タクラマカンの裏庭回廊はこの状態から開墾スタートでしたのです。


小渋湖上の家に時計ストーブ導入。

煙突

私道製作完了!

大林建材さんに砂利を持ってきて貰いました。



タクラマカンとは

額縁屋さん

私道DIY。ミルフィーユ仕立て!

寺平自動車さんがダンプを貸してくれた。砂利も頂きました。ありがとうございます。

始まりはここ。車が落ちそうで危ない私道を広げることから私の中川村DIYがスタート。