2016年大晦日〜打ち合わせ@東京
2016年最後の日は光嶋裕介設計事務所で打ち合わせになりました。光嶋家も根津家も東京の家族と共に年越しをするということで、このタイミングになりました。裕介の奥さん(合気道の師範)と1歳の娘ちゃんを含め3人と初めて会うことが出来ました。うちとも家族構成が同じということも、なんとなく嬉しいですね。
上の上:この打ち合わせで紹介してもらったE案1/50模型
上の下:TDWの建築模型展に出展したC'案(しおん撮影)
前回のD案(tofu signの家)から発展したE案は、躊躇せずカラフルにデザインしてほしいという要望に応えて、エントランスには大胆にルイスバラカン色のピンク壁。北側テラス部にも一坪箱状の仕事部屋がポッコリ生まれました。これもリクエストしたカミさんのボーカル録音の為のスペースを考えてくれました。水回りが中央のテラス側に突き出した様に集結。その上にはハシゴをかけて上がるロフト空間が生まれました。開放的な窓を要求した結果、テラス側掃き出し窓の上部にも天井まで開口部が広がりました。南側エントランス側の屋根は地面からつながる様な低さから始まった草屋根になっています。シンプルに屋根全体を覆う草屋根ではなく、経年の変化も楽しみな草屋根ですね。室内には薪ストーブ、中央の水回りに近いテラスにはウッドボイラー配置のプランです。
建築家から設計デザインを提案してもらい、それを受けて家族の感想やリクエストを伝え、それを踏まえてデザイン変更を見せて貰うという「(建築設計の)対話」実行中の光景ですね。
今回の打ち合わせも光嶋裕介のデザイン案は一つにだけにとどまらず、計3つの設計プランがお目見えしました。
F案:その名は"ハリウッド俳優ハウス" Welcome〜と両手を広げて客人を招き入れる感じ(どんな感じやねん?)で伽藍堂の様に大きな一つの空間が家の全ボリュームになります。長い方向への片流れの屋根は、これも地面から続いた形で南側から這い上がり、28mほど北側へ、高さ6m弱まで上昇します。全面草屋根で上空から見たらどこに家があるか分からないほど山の環境に溶け込むノルウェースタイルですね。屋根の立ち上がり前半半分ほどは外部屋根下物置になります。薪置き場にピッタリのスペースになりそうです。まだ見積もりは出していない時期ですが、きっと高くつくのではないかという光嶋裕介の見解ですので、ちょっとハードルが高いイメージでしたが、「この家、いいな!」とビビッと来たのはこのプランなのです。
G案:E案の中央水回りのアールト煉瓦外壁の四角い箱がガッチリと南側エントラス側に配置され、プライベート空間が北側へ向け長四角でつながる四角い箱が二つ繋がったプラン。エントランス・水回り・LDKに一体感ある土間スペース。ウッドボイラー兼ストーブが室内設置する状態も想定されています。
相変わらず球種を多く出してくるピッチャーです。今回もこの図面と模型を持ち帰り、家族で話しあってどんな球が打ちどころかを見極めます。外角低めのストレートを右方向へ8割の力でスイングして空いている右中間を抜きたいイメージです。